【大和製砥所②】砥石メーカーの社長にマニアックな質問してみた|布施俊二

どうぞ。 このサイト、これ社長が作られたって。 あーそうですね。 ホームページ。 もともと技術だったんで。 砥粒率。 砥粒率ね。 これって数字が高い低いで、研いでてどういう感覚変わるのか。 同じ粒度で同じ砥粒で、この砥粒率、ま、 言ったら密度によく比例してくるんだけど、 砥粒と砥粒の隙間が詰まっているのと離れているの。 はい。 これの違いっていうところで研ぎの要素が変わる。 ただ、角砥石の場合、例えばこれピタッと当たるんで、 ここのところに何粒当たってますかっていうとこが、 例えば百粒当ってるのも八十当たってるのもあんまり変わらないよね。 でも丸砥石ってどう当たるかな? 線で当たる。 線で当たるとこの隙間、砥粒と砥粒との隙間っていうのが粗いほどやっぱり少ない。 で、比率で言うたら本当に一気に変わってくるんで、詰まってると今度切れない。 丸砥石にすごく効果があるのは組織。 本来そういうために丸砥石メーカーさんは砥粒、粒度、結合度で、 結合度が結合してる度合いねと組織を謳うんだけど、 角砥石って我々を歌ってないのは全面的に砥粒がしっかり当たって、 面圧っていうのが面積によって変わってくるから、切れ味ってそこまで影響しない。 結合度の方が影響するんで謳ってないだけで、厳密に言えばよ、 やはり粗い方がよく切れたりする。 だから粗いというか隙間が多い方がね、うん、砥粒率が低い方がよく切れるんだけど、 その分じゃボンドの量を入れてしまうと、もう結合度が上がったりする。 だから本来結合度だけの影響の方が角砥石は我々工業品としても優先させて作らしてもら っているっていう。 丸砥石は全く接触する面積が線になるんで、 粒の当たる数っていうのが組織によって変わってくるから、影響がすごく出る。 なるほど。 だから、あの、例えばやっぱり硬い結合度の砥石の場合、やっぱり消耗に影響するんで。 で、硬くすれば切れなくなる。 だから、 あの要は砥粒の隙間を開けて切れ味をよくしようとかっていう時に組織っていうのを選ぶ 砥粒率を選ぶ。 たくさんあれば削れるっていうイメージではなくて、 少ない方がよく削れるっていうことになるっていうのが組織と同じような関係性。 ほんとそう、あの要は、あの、ここに当たっている圧力と、 要は食い込んでいく力がいかにかかるかどうか。 逆に切れなくする方が綺麗な面で仕上がるっていうのはあるよね。 だからその辺は組織で変えることもできるし、結合度で変えることもできる。 なるほど。 ありがとうございます!! これすごい聞きたかったんですよ。 この砥粒、特にここですね、4番が最も粗く、 8000番が最も細かいってわけじゃないですか。 じゃあ 1個目の質問なんですけど、じゃあ世の中にある一万番以降の砥石は何ですか? これね、一万番とか一万四千番っていう砥粒があるんだけど、 ここに謳ってるのはあくまでもJIS規格として基準を設けてるやつなので。 例えばJISによる八千番は平均が何ミクロンであったりとか、 粒度分布がどうやっていう規格があるんですけど、一万番に対しては規格がなくて、 砥粒メーカーさんが一万番の粒度ですよって出してるだけで、 規格としてはJISがないわけだからメーカーさんの基準になってくる。 一万四千番ですよって言われても、 あの一般砥粒に関してのその精密研磨用粒度っていう分布に関しては、 ここはJISで、この四番から八千番までは規格としてありますよ。 だから一万番は規格っていうよりもオリジナルですよっていうようなイメージです。 なるほど。 ありがとうございます。 はい。 だからあえてね、あるのも知ってるし、実際に見たこともあるんだけど、 それがじゃあ規格ものとして、えっと、こういうところに載せれるかっていうとね、 メーカーさんによっては、やっぱりそれはもう規格違う場合が多いので。 これちなみにえっと、粒度ってこのメッシュ。 えっと、まあメッシュやな。 1インチ。25.4 ×25.4の1インチ平方メートル当たりに4番って言うたら、 目の大きさを表します。 元々ふるいで全部粒度を分けてたから、 実際そんな物理的にそのメッシュの針金の部分でそんな1000番なんか作られへんやってなるん やけど、計算上まあそういう大きさを規格としましょう、 標準にしましょうって言って決められた番手になる。 なるほど。 だから数字が若いほど粗くて。 そうそうそうそう。 数字が小さいほど粗いっていうのは、隙間四つ分っていうことですね。 四つ分八個分千個分みたいな。 ありがとうございます。 だからまあ、ちょっと逆にこの粗い方- うん。 例えば、じゃあ最大の4番? 4番。 の製品ってあるんですか? ない。 あー。
あのー、砥石として使うってなったら、もう、えーと、我々が使う、 まあ粒度では一番粗いのが46番。 46番。 で、細かいものは、さっき言った1万番とかの作るものならつくれる。 で、使われる用途。 4番の砥粒で使うって言った時に、まあそれは作れんこともないかも、けど、 何に使う? だから何に使うかってなった時に、それだけ粗いもので、 やっぱりこう削っていくんであれば、今はやっぱりもっと切削であったりとか、 まあそういった違う工具でやってるのが、まあ主流にはなってくるね。 作れないわけではない。 なるほどね。 規格あるんよ。 それメーカーに言うと、手に入ることもできるんだけど、もう石ころやから。 ですよねですよね。 石ころで何するの?(笑)みたいなね。 規格としてあるからって- 規格としてはある。 でも当時、えーと、 昔のそういう規格として粗いものってどっちかというと本当に砂だけで磨いたりっていう ところは、やっぱり細かなものいくらやってもやっぱ落ちないんで、 粗いのでやられてたっていうのはあるかもしれない。 なぜその番手があるかっていうところを推測するとね。 はい。 存在するか、規格をなで儲けてるかってなると、 それを用いて固めてガリガリってよりも、砂の状態で何か磨いたり- はい。 した可能性は高い… っていうのと、あとうちのショーケースに天然のガーネットを置いているのは。 あ、見ました、見ました。 すごいあの砕く前は真ん丸い、あのざくろ石って丸いんだけど、 あれをポンってハンマーだから叩くともうすごく砕けてガラスの破片のようにシャープに なる。 それを用いて平安時代とか鏡って言われてるもの。 丸いやつでなんていうね、鏡。 あれを磨いたり、そうそう、 あのここの穴虫っていう土地のあっこうやってやるんだけど、 穴虫の砂を用いて磨けという、あのそれ日本書紀かな、なんかそういうのであって、 あのすごい採掘してたのよ、昔。 俺小学校の時ぐらい。 で、天然のものっていうのが取れなくなって、今人工のものなんだけど。 だから平安時代とか元々鎌倉であったり、研磨剤っていうのが本当に人工のなんか、 本当にもう昭和になってからかな? 確かアメリカの方で開発された。 でもそれまでは天然のそういったものを、まあ包丁で-包丁じゃない、 刀研ぐのもそうやね。 天然砥石を使われたり、天然のそういう砂を使って磨いたりしてた。 あの発端のガーネットはこの辺で取れてるんで、実際にあれ手に入ったんだけどね。 あれで磨いてたの。 勾玉の穴を開けるのどうするの? そんな硬い石やからね。 でもその砂を用いて、多分棒みたいなとてだと思う。 うん。 実際それ見てへんけど。 また砂を撒いて、砂を撒いてってやってたっていうのが、あの、なんていうの? 聞いたというよりも、まあそういうあ、二上山博物館であったんかな? でもそういうガーネットっていうところは、だから石器時代とか磨製石器- の時からああいうのを使われてたというふうなところには。 だからえーとWA(ホワイトアルミナ)とかね。Aは褐色アルミナってなってて、 要はあのボーキサイトからアルミをアルミニウムよく聞くよね。 でね、ボーキサイトってなんか昔社会でどこの国はとかって、 オーストラリアがこういう時はボーキサイトが有名やったけども、 それを熱で溶かすとアルミナって言ってアルミニウムになったりとか、 この砥粒になったりする素材が出てくるのよね。 で、それをアルミニウムって金属にすることもできるし、要は炭化、 あとは酸化アルミナって言って砥粒にすることもできる。 そこからえっと結晶っていう、もうどんどん溶かしてね、それを冷ましたら砥粒になる。 で、それを砕いて割ってクラッシャーで潰して粉にしていって分級していくと、 我々が使っている砥粒になるんだけど、まあそうやって人工で作っているんで。 まあA っていうアルミナ系の、まあWAとかね。 まあPAもそうやね。SAって単結晶HAとかね。 単結晶もアルミナで人工です。 で、GCはまた製法が違うんだけど、 要は炭化ケイ素SICって言われるものの塊を作って、 同じように砕いて粒にしてGCとCっていうのに分かる。 これから先の時代、これ以外の研磨剤って、 要は開発されることってやっぱ可能性はあるんですか? 可能性はゼロではないけど、ゼロに近いと思う。 なぜですか? その研磨剤っていう砥粒そのものが需要が少なくなっているから。 で、開発ってなると、じゃあそれ以外の困りごとがない限りは多分登場しない。 うーん。 これでもダメ、これでもダメ、 もっと言うたらそのダイヤモンドでもダメってなってきた時に、 新しいものをじゃあっていうのと、 これとこれはいいんだけどこれの間が欲しいみたいな、 そういった砥粒がやっぱり要求がない限り-うん、作ることは多分しないだろうね。 なるほど。 僕が今これ質問した理由も、まあ、僕が求める最終的な人造砥石の未来像としては、 やっぱり天然砥石に近い、ほぼ似たような、 あの本当に傷感がなくなって綺麗な。 あれを人造で作れたら、やっぱ作って欲しいなと思ってて。 だから誰か作ってくれないかな。 うちでもそれさ、元々永田が来る前に技術でいてて。 大和さん油砥石オイルストーン作れるんだったらもう今天然ってほしいのがないと。 人工でなんか天然砥石に近いものを作れないかっていう声があって。 作って砥石を焼いて磨くとすごいピカピカにはなるんだけど、 ピトリファイドと思えないくらい。 ただ顕微鏡で見るとやっぱりギザギザ、ギザ、ギザギザとあって、 やっぱりヤノミとかカンナを削ってもらうと、引いた時のその、あれなんて言うのかな、 薄い木の皮ね。 あれも見せてもらったんだけど、やっぱり違う。 天然で研ぐ方がやっぱりツルっとしてたり。 で、そこら辺がもうやっぱ限界になったので、 それ以上のものはやっぱり作れないっていうことで、一旦はギブアップしてるんだけど。 その砥粒がやっぱり切れすぎるのよ、今の人工のものは。 じゃあ新しい砥粒が開発がないんであれば、その砥粒の切れ味と切れない砥粒、 ダミーの砥粒を合わせる方が僕は近道かなと。 全然切れないってことは、ガラス、ガラスの粉体って切れないわけではないけど、 金属より硬いからね。 それが本来研磨としてできるのかどうか。 でも、それでも切れなかったら、 そのやっぱりなんぼかの砥粒っていうのを入れて作ってみるのがいいんじゃないかとか、 やってみることはまだまだあると思う。 天然に近づけるには? 天然砥石もよく似てるもので。 やっぱ石でしょ、鉱物でしょ。 その鉱物でちゃんと作らないと、 よく似た鉱物で作らないと天然には近づかないんじゃないかな。 緻密性と、あとは実際にその当時天然砥石の結晶。 どうしても目に見えない粒で構成されているので、 その粒っていうのが実際に仕事するから、その粒の正体をしっかり暴くことが大事かな。 永田もやっぱそれに向けて、だからうちもやっぱりその大工用の砥石、 天然砥石の代わりに、または日本カミソリなんかでもそう。 やはり天然砥石でないとやっぱりもう仕事ができない、肌触りにならないって、 永田にはその課題はやっぱり与えてあるんで、今度日本刀もだし、 いろんなこれからまだ困っておられる方が出てくるだろう。 でも彼結構なんじゃかんじゃ言って、今新しいボンドを使ってやってるんで、うんうん、 また傷入るいうてやっとるから面白い。 めちゃめちゃストイックやから。 期待しちゃいますね。 逆に期待してほしいです。 で、実際に味見もしてもらえたら一番いいのかな。 やっぱりそこまで行くことが刃物の極みやからね。 その天然砥石っていうのは、もう絶対にこれからいいものなんか出ないので。 やはりその困っておられる伝統を守っている人たちのために、儲けどう関係ないと思う。 やはりその伝統技術を伝承しておられる方のサポートができるような、 やっぱり砥石は開発していかないといけないね。 そうですね。 僕の大きな目的が研ぐ人口を増やしたい。 なのでちょっとそれに向けての社長が思うアドバイスみたいなことを教えて欲しくて、 まあ、研ぐ人口を増やすためには、 僕はどういう伝え方とか発信をしたらいいと思いますか? あの包丁ってもちろん料理の道具で、今もう使い捨ての時代になって、 あんまりこんな言ったらあれやけど、やっぱりその昔の方がね、 リサイクルしたりとかエコやったよなっていうのを感じるんだけど、 これはもう仕方ない時代の流れだけど。 ただ、あの、まあご存知のように、 うちらも催事で永田が砥ぎをやったりってして来られるお客様を見ると、 やっぱり大事にされてる人が多いよね、包丁。 でもメンテナンスの仕方がわからない。 自分たちで見よう見まねでやっても逆に切れなくなるとかね。 やはりその辺の研ぎ方に対してわからないっていうところをいかに簡単に研げるようにで きるか。 それと、やはり刃物なんで、やっぱり奥様方は怖いとか、 研いだりするのに自分で切るんじゃないか、 やっぱりもうそういう刃物を振り回すじゃないけどね。 うん。 やっぱりそういう安全性っていうところもやはり保ちないといけないとか。 ただ、やりたいとは思う。 主婦の人も。 だから簡単に、まあよくあるあのシューッて通せばってあるんだけど、 あれはまあ一時のその切れをちょっと復活させるというかね。 だけど、本当にピシッと研いでいくって言った時は、こんなに言うとあれやけど、 本当にセットすれば AI で本当にこうするレベルまでいかないと、 研ぐ人というよりも研ぐ環境っていうところが広まらないんじゃないかな。 やはり研ぐには技がいる。 その技の習得するには、やっぱり一般の人にはかなり難しかったりするんで、 その技を-何か変わるものでやってあげることが一番の普及というところにはつながるん じゃないかな。 そうですね、いかに簡単に、あと、いかに治具とか、 誰でも同じような結果が得られるような治具があればと思いますね。 あの、やっぱり切れないっていう理屈っていうのは、 刃先の角度に研ぎのその粗さというよりも角度やもんね。 基本ね。 そうですね。 うん。 だからその角度をいかに、それに合わせてできるかっていうちょっとした治具。 はい。 またはその砥石に対しても、その合わせ方みたいなね。 が、簡単にあれば安全で、簡単によく切れる。 まあこの辺のこの三拍子が揃わないとダメなのは間違いないと。 ただ、一つ物を研ぐっていう研磨って磨くっていう作業は、 回転運動と往復運動しかなりえないので、それをどっち使うかっていうとこ。 なるほど。 うん。 回転をしたエネルギーで磨、まあ研ぐ。 で、往復で、まあ角の場合は往復やね。 要は摩擦を与えないといけないので、 摩擦を与えるのは押し付けでは摩擦は発生しないから。 それの物理的力学みたいなところの摩擦学みたいながあってね。 それが本来研磨にはすごく作用しているところの、えーと、メカニズムというかね、 磨くメカニズムみたいな感じのところは、ちょっと工学、力学的なとか、で、 ちょっとやっぱあるので、摩擦学、要はトライボロジーっていう世界やねんけども、 それが好きなすごい研究者もいててね、トライボロジストかなんかいうて。 あれ。 でも摩擦をするっていう、すごくこのエネルギー、 熱も発生するとかすごく不思議な… ところを研究されている人がたくさんいてて。 その摩擦をなくすことで、例えば自動車でもすごくスムーズに動くようになったりとか。 で、摩擦を起こさないようにするっていう研究がすごくされてるんだけど、 摩擦を起こす研究もやっぱり今度研磨であったりとかっていうところに、 今度我々は摩擦をいかに起こすかっていうところを、 対金属とその砥石っていうところで起こしやすさ、 切り込み深さをやっぱり入るようにしたらどうするのかっていうのが我々の砥石の設計に 関わってくるところになる。 すごく深いところまで考えていくと、そこにヒントはあると思う。 金属の学問も必要やと思うねんけど、例えばあのステンレスっていうこと、 包丁でも使われるんだけど、ステンレスの中にクロムが入ってるでしょ。 クロムってめっちゃ厄介な金属なのよ。 どう厄介なんですか? あの、硬いクロムメッキとかってするぐらい、クロムってすごく硬い素材で。 こいつがあるから錆びにくいステンレスになるんだけど、 鉄がほとんどでクロムが何%か入って、元々混ざり合ってるんだけど、 研いでいくと多分感じたことあると思うねん。 ある領域から全然切れへんなることってない? あります。 あるでしょ。 あります。 鉄の部分がこれ表面としてね。 ごめんね、ね、こうやってるけど、鉄が先になくなっていくから、クロムだけになって。 で、クロムってWAとかA関係ではちょっとかかりが悪くて、GC でやっとかかるかっていうぐらいの硬さがあるから切れなくなる。 寸法が落ちなくなるっていう現象はそれ。 じゃあ、そう、そういう金属のこともわかってると、砥石どうしたらいいっていうのが、 今度選んでくるよね。 はい。 例えば円柱で旋盤でビーッと引いてマイクロで測った時に、 あと百分の1マイナスにしないといけない。 で、旋盤で削るってなるとちょっとむしれが起こるんでね。 やっぱり掬い角が少なくて。 で、昔ね、サンドペーパーでビャーっと落としたんよ。 あと、あと百分のっていう位置やのに、最初落ちて、お、あともうちょっとかな、 あと千分台かな。 そっから全く落ちなくなって。 で、なんで? って、その時の当時のあの先輩に聞いたら、いやあのこれステンレスやろと。 表面の鉄は落ちてもクロム落ちんで、クロムの層はもうできてるから、 お前これ多分なんぼやっても落ちへんと。 だから違う砥石。 要は、あの時何やったのかな、青砥であったのかな、GCであったのかな。 で、ちょっと荒らしてもう一回やってみとか言って、やって、 すーごく苦労して落としたのは覚えてるね。 そこからなんでって。 じゃあ、クロムって厄介な、硬い。 厄介というかね。 でもそういう性質が入ってるってなると、やっぱりそうなった時に、 じゃあどういった対応する、しないといけないか。 要は原因が分かれば対策は打てるんで。 わからんままに一生懸命なんぼやってもやっぱりダメなもんはダメやから。 まあそういった金属の性質もちょっとはやっぱり勉強して。 そうですね。 オタクの領域やけども、金属によって磨き方が変わる。 扱う相手の砥石も変わるっていう業界なんで、刃物もいろんな種類があるから、 それに合わせた砥石っていうのが必要やねんけども、 砥粒の種類だけではGCやCやWAやAやPやほんじゃらかんちゃら。 だけではなくて、構成されている、さっきのあの組織であったりとか結合度、 それとボンドの種類、これって全部変わってくるから、 当たりがどれかっていうところは逆にそれを開発してやっているメーカーしかわからない はい、それは本当レシピ無限大だなとは。 無限大、無限大やからね。 でもそれを導いていくのが我々の技術力なんで。 だからそういう未知の世界のところはうち永田が今一生懸命扉を開けようとしているので 、是非また色々と。 いいですか? どうぞどうぞ。 砥粒のことで不思議に思ったのが、 例えばPAとWAを混ぜて作るっていうのご法度なんですか? できるよ。 でもないですよね。 あるんですか? 世の中。 WA-PAってうちは作ったことがある。 うちは作ってる。 それは、PAって日本でもなかなか作ってない。 まあヨーロッパ作ってるんだけど、 粒度規格は220番までしかないから荒いのしか作れない。 あの荒い領域でシリンダーっていうのは、 例えばユンボとかのアームを伸び縮みする時とか、シリンダーあるでしょ? その筒の方を磨いたりするのにPAって同じアメリカアルミナでもそのクロムが入ってる のかな?
ピンク色やからね。 だからはい、でかい。 うん。 で、結晶がシャープではないのよ。 ちょっとブロッキーな感じが多くて。 で、あの、まあ全然金属削るにはいいんだけど、やっぱ切れ味悪いと。 かと言ってWAにすると今度熱発生したりむしれたりする。 で、 PA のいいところは熱を放出するような性質も持ってるし、 形状がやっぱちょっと丸いので、 ちょーっとトゲとブロックみたいなんでバランスを保つために WA-PA で作ったり する。 へえー。 もっと言ったらWA… 切断砥石なんかそう。 ジャーンって火花散らして、あの薄い黒いやつね。 切るでしょ? ジャーって切っていく。 あれの精密切… を切断する砥石で、うちも作ってて開発するんだけど。 もちろんA砥粒の、WA砥粒の、C砥粒、GC っていうような感じでいろいろ混ぜることがあって、それは材料が焼けたくない、 または切れ味と耐久性も持たせたいっていうところで。 ほんとね、AA とA砥粒と単結晶とPAを入れてる 4種類ミックスしたりっていうのがあって。 それの比率をすべての要素を合わせた比率にしてお出ししてるやつもある。 もう訳わからんけど砥粒でモノを切るから、 磨くんではない切るっていうのは完全に砥粒が勝負かけるからやと。 で、砥粒の組み合わせを変えるだけで切れ味が変わったり、 寿命が変わったりっていうのは、 やっぱ切断砥石に求められるからだから砥粒をいかに組み合わせてチーム戦で戦うかって いうね。 かっこいい。 WAはズバーッって切ってくれる。 砥粒がガチンと守ってくれる。 まあ、そういうようなところをしっかり補ってまん切っていくと、 金属にパチンコバンって。 磨くのもそう、金属を掘っていくってなったら、やっぱり切れ味のいいWAとか、 またはあのそういうCとかもそうやけど、でもいや、掘りすぎるとダメなんやと。 やっぱり上を撫でるようなゴリゴリグリグリこうえぐるような感じってなると、 ブロッキーなA砥粒であったりとか、本当にダイヤモンドもそう。 ダイヤモンドはゴリゴリゴリーってえぐっていくからね。 だから艶が出たりする。 あーそうですね。 うん。 金属の表面を、うーん、まあなんていうんだろう。 掘る、削ると、やっぱりあのむしれるザラザラザラって表面の金属の肌が出るんやけど、 表面こうやってグリグリグリグリされたらピッカピカになるでしょ? が、砥粒でグリグリするってなると、 ブロッキーなやつを砥粒もブロッキーなやつがある。 シャープなやつがある。 同じA砥粒でもブロッキーなものとか、シャープなものがあって。 それをうちは砥粒メーカーさんにそういうブロッキーにしてくれとか、 シャープにしてくれとかっていう依頼をすることもある。 特にオイルストーンはここにもちょっと書いてあるんやけどな。 削れないが狙いのチェリーオイルストーンってオイルストーンを削れたら削れるねんけど 、削れたら綺麗な面にならない。 要は金属加工される時の機械テーブルを砥石で持ってこって磨いてメンテナンスやんねん な。 ガリガリガリガリ削れてガタガタになる。 削れないことを大前提にしながら磨く。 ということは、例えばそこにポコンと膨らみでもあったらピカッて光るから、あ、 ここを落とそう、磨いて平らにするけど、 その時も一緒にこっちも磨いてしまうとダメなんで。 削れないから一生懸命やってもそんなに削れへんねん。 だから他に影響を与えないような砥石を目指してますっていうのが書いてあるんだけど。 はい。 うん。 だからそういう使われ方とか、また使う用途、またそういったものに対しては、 やっぱり削れないもので最後撫でる方が絶対いい。 なら整う。 金属の表面も削った肌ではなくて、 グリッとこうやったら潰されたようなツルっとした肌になる。 逆にそれが食材をピタッとくっつけてしまうこともあるので、 ザラの方がいい場合もあれば、 艶出したいからこっちはピカッと刺そうとかっていうのは砥石の使い方によって技で。 できる。 なるほど。
だからさっきの天然砥石に近い砥石を生み出すなら、やっぱオイルストーンが近い? オイルストーンが近いね。 うん。 そういう傷を。 うん、それと後は天然の鉱物だから。 もともとが鉱物だから、うちもそのボンドと言われるのは、やっぱ鉱物? はい。 なんでそれに近づけていく。 でもこういうのも工業用としてみんなやっぱり分かって使ってほしい。 そういうところにこだわってオイルストーンを作ってるんですよっていうところを分かっ てもらうことが大事かな。 やっぱり知らん人が多いよね。 そうですね。 砥石なんか学校で勉強しないし。 しないです、しないです。 さっき摩擦の話 はいはいはいはい。 回転速、ま、摩擦速度。 回転速度の影響。 例えば、回転速度が速い遅いで、、- 磨くに影響出るよ。 出ますか? 番手の変化はあるんですか? ん? ていうのは- 番手の変化ってどう? というのは僕が不思議に思ってるのは、 角砥石の400番と回転砥石の400- 違うじゃないですか。 違う違う違う違う。 それはなぜですか? それは、これは何て言うねやろ。 角砥石の400番の目ってどっちかというと細かく出る? 粗く出る? 粗く出ます。 じゃあ粗く出るというところの法則を言うと、えーっとね、 砥粒に対して切り込みスピードが遅いから。 はい。
早い方が切り込む前までにも過ぎてしまうから浅くなる。 確かに。 もうそれが。 それが答えですね。 で、その逆もあんねん。 逆もあんねん。 同じ粒度やのに、角はそんなに傷入らないのに、丸はすごく傷が入る。 え、そうなんですか? うん。 それは何かっていうと、今度砥石が角の方が硬すぎると切れないから、 目が細かくなって、 丸の方が接触するのが線だからよく切れるから粗くなる時もあんねん。 確かに。 これはどっち? って俺聞いたのそこやねん。 なるほど、なるほど。 理屈両方がありえることで、だから回転運動して接触させる時の接触のさせ方とか、 それによってみんなそれが反対することもあるから、目が細かくなるというのは、 こっちが書くのがよく切れてて、こっちはもちろん多分結合度高いはずなんよ丸砥石、 径とかやから。 で、 ちょっと緻密なんてなってくると線でもうシュッって過ぎて切り込むスピードがないから で、切り込むスピードってすごく大事で。 例えばスコップでグーッって言ったら結構入っていくよね。 ですね、はい。 シュイって言ったらパクンって弾かれへん? はい 同じやねん、弾かれんねん。 だから砥石、同じ砥石でも切れ味を良くしたり、深く切りたいってなったら、 これ工業用でも一緒。 研削砥石、丸砥石なんか特にそうやな。 丸はそう。 線で入っていくスピードが一瞬でもう過ぎていくのが、 グーッと入っていくのかによって本当に変わるから、回転速度を下げると深く削れる。 その代わり目は汚くなるよ。 でも回転を速くすればするほど綺麗な面にはなる。 また焼けたりもするけど、そんなに深く入らない。 すっごい腑に落ちました。 この、えっと、では砥粒だけじゃないのよ、仕事するのは。 やっぱりその摩擦力やねん。 早くっていくのと、摩擦っていうかその抵抗、 どっちが抵抗あるかっていう力をかけやすいかっていうところが、 砥石で仕事をする時に一番大事な要素になってくる。 でもそう言われて説明されると、ああなるほどっていうのは、 でも今まで経験している不思議が、まあ実際にね、 測ったり何やら見たりとかではなくて、もう実際の経験上、 そういうことが言えるっていうところを伝えているだけやねんけども。 でもそういうもんなのよ。 じゃあ、だから切れるようにするにはどうしたらいいか。 まあ、さっきのその丸砥石の方がツルツルになって、 どうしてももうちょっと削りたいのにってなった時は、組織をやっぱり砥粒率を下げる、 ね、か、結合度を下げる。 こういうところが大事。 もちろん結合度を下げると今度形状崩れ起きるよね。 じゃあそれをね、こまめにメンテナンスするなしか、 形状崩れないようにしようと思ったら、また砥粒率を下げる。 うん。 目詰まりについても教えてもらっていいですか? 目詰まり、例えばレジノイド系の砥石って僕の経験上ほぼ目詰まりしやすいんですよ。 うんうん。 なぜですかね? なんで? あ、えーと、めっちゃ簡単な答えでいい? 切れへんから。 確かにレジノイドは- 切れへんから。 目詰まりしやすい。 それと、うーん、消耗もどっちかっていうと少ない。 少ないす、少ないです。 だから、で、目詰まりってどういうことになるかっていうと、 まあ磨くにしても何にしてもそうなんだけど、砥石自身に金属がくっついてくるよね、 カスが。 で、本来結合度を柔らかくすることによって、減ることによって、 それを取り除くことになる。 それが取り除かれないで-何個も何個もやってるとどうしてもやっぱ付着物が邪魔して滑 ってしまう。 はい。
これ消しゴムも一緒やて知ってる? 消しゴム削ってて、 また真っ黒の状態でまたやったら黒く黒いの映るぐらいの状態だったら消えへんやん。 それ取るやろ。 ただ、削る、削るというかまた汚れを取ってくれるわけやけど、あれも一緒。 一緒ですね。 目詰まり。 あれが目詰まり♪ もう消しゴムの真っ黒になってしもてっていうのね。 レジノイドはもうしょうがないですか。 うん。
いや、そうでもない。 レジノイドやからとかビトリファイドやからって言って、これはもうあの砥石が硬い、 硬く作用すると起こってしまう宿命だから、 それをいかに取り除くにはどうしたらいいかっていうと、 さっきもちょっと言ったように結合度を下げる方がいいんだけど、レジノイドの場合、 下げてしまうともう一気に消耗してしまって、もう仕事にならん。 だからそれを取り除くには、うーんとね、本来であれば切り込みの深さで変えたりとか、 水をどうしても使うと思うんだけど、水のかけ方を変えたりとか、 詰まらさないような仕組みを作る方がいい。 水をつ–それはやっぱりピューっと水をかけながらやると。 やっぱやりやすいです、圧倒的に。 そうそうそうそうそうそう。 流さないとダメ。 はい。 うん。 そうですよね。 その水のかけ方もえっと、それかく? 角です。 角やな。 だから、どこまであんまりバシャバシャバシャバシャする必要はないと思うんだけど、 本当にちょーっと一緒に汚れが流れるぐらいの、 レジの場合は黒いのがつか-つかなくなってくると。 で、あとはこまめにメンテナンス。 そうですね。 これは宿命やね。 目詰まりしやすいのはそういう理由が理由やね。 ありがとうございます。 はい、以上- 以上です。 たくさんありがとうございます。 お話を。
いえいえ、 全然まだ帰ってからでもいつでも全然そんなあの砥石のことを教えるのは好きやし、 分かってほしい。 今まで技術でいろんな商品を開発もしてきたし、 こういうのも書くぐらい頭の中にはすごい引き出しがあるから、 それを自分で持って死にたくない。 やっぱりみんなにちょっとでも分かってもらえたら活用してもらえるようになったら使っ てほしい。 だから辞書代わりに全然使ってほしい。 全然全然大丈夫。 半日以上喋れるよ(笑) ということでいかがだったでしょうか。 ここまでご視聴ありがとうございます。 いやぁ、砥石って面白いですね。 トライボロジーですよね。 トライボロジストってめちゃくちゃかっこいい! よりね、興味持った方も多いと思うし、 もう今すぐに研ぎたくなった方も多いと思います。 はい。 で、この鉄の花シリーズですが、特に3000番が面白くて、ピカット、 スパッ砥。二種類あるんですけど、どちらもこれは皆さんびっくりすると思います。 ピカッ砥は持った瞬間その軽さに驚くし、そして名前の通りよく光ります。 ムラになりにくくて、仕上がりもピカピカにできたという達成感も感じられるので、 これはね、好きになる人多いと思います。 あとね、切れ味も面白くて、これで刃付けすると3000番とは思えないくらい滑らかです。 正直、刃付けしてる時は滑ってる感覚があって、角度維持が難しかったりしますが、 まあぜひね、刃付けしても面白いと思います。 でもう一個のスパッ砥。 これは研磨力すごくて気持ちいいです。 よくあるちょっと切れなくなった包丁だったら、 これだけでもいいくらい掛かりが良くて、しっかり削れてくれる感覚があります。 青紙 スーパーとか粉末鋼、 まあ硬めのステンレスでもしっかり噛み合ってる感があって素晴らしいですね。 こちら研がわせていただいた時に、 やっぱ永田さんの腹が立たない砥石を作りたいという思いを強く感じました。 1000番ももちろん優秀で研いでて、やっぱ気持ちいいので、 ぜひ気になる方は購入してみてください。 こちらの鉄の花シリーズはAmazonで購入可能です。 購入先は概要欄にも貼っておきます。 また、僕のサブチャンネルの研ぎだけ動画でも紹介してますので、 気になる方はぜひ参考に見に行ってください。 はい、では布施社長、大和製砥所の皆さん、本当にお世話になりました。 貴重なお時間ありがとうございます。 めちゃくちゃ楽しかったです。 今後ともどうぞよろしくお願い致します。 それでは終わります。 今回の動画、少しでもいいなと思っていただきましたら、 ぜひグッドボタンとチャンネル登録よろしくお願いします。 では、また次の動画でお会いしましょう。 ありがとうございました。

[Interesting stories about whetstones]00:00What is the abrasive grain ratio?03:16The size of the grain size04:56The meaning of “#”09:55About abrasives12:19Whetstones like natural ones…16:14To increase the number of people sharpening19:08Tribology (friction science) 21:07 Why is stainless steel difficult to sharpen? 24:57 Blend of abrasive grains 31:13 Why are the abrasive grains different even if they have the same grit? 35:30 Why do they clog? 39:13 Introduction to whetstones ▼amazon_ Where to buy Iron Flower www.amazon.co.jp/dp/B0CP8LSMC9 ▼Consultations and job requests✉️⤵︎ ✉️oiri.kitchen@gmail.com (Knife sharpening, lectures, instruction on how to cut. Filming, radio, media appearances, etc.) ◎ Media appearances: “Out x Deluxe” – “Oh! My God!” – Things that Tokoro-san’s school doesn’t teach you! etc.  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ▼Self-introduction I love knives.[World record holder for daikon wig peeling (Guinness certified)][Knife concierge]- Knife sharpening/cutting advisor ◎ “Encounter with knives and cooking” Oori’s love of knives https://school.orangepage.net/articles/11397/ ◎ 29 years old (1996/10/11) ◎ Blood type AB | MBTI: Architect (INTJ) ◎Japanese cooking instructor at Tsuji Culinary School → Knife sharpener → Freelance (living in Sanjo City, Niigata Prefecture) Birthplace: Hamamatsu City, Shizuoka Prefecture Favorite things: Apples, soba, sake, mame daifuku Favorite vegetables: Eggplant Favorite fish: Hairtail Favorite ingredients to cut: Gizzard, eggplant, enoki Favorite cutting work; When scooping the belly bones of fish Hobbies: Cameras, cooking research Favorite artist: super beaver Favorite sport: Table tennis, tennis Favorite actress: Aoi Miyazaki Favorite screenwriter: Yuji Sakamoto What she doesn’t eat: Processed meat[Belief]”Increase the number of people who sharpen their skills.” I believe that spreading the word sharpening will lead to the happiness of society and people. Dream: Build an “experience-based” knife museum. Create programs that invite guests, such as Ame Talk and Tetsuko’s Room. With the theme of “Life’s joy of cutting,” we deliver the joy of cutting and the different flavors that come with cutting to the world. Continuing to convey the importance of knives, whetstones, and food. Publish a book. We work with schools and businesses to spread the joy of knife sharpening.  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ▼Related video[Knife questions]Trouble solved | Theory https://youtube.com/playlist?list=PLDLf0xilEA8NIA3EpXB7rzYCyLuRCvMZP[Undercover project]I went to ◯◯! https://youtube.com/playlist?list=PLDLf0xilEA8Nj_sBAW1dxacJL2MWhbiCy

4 Comments

  1. とりあえず全部見ました(´¬`)最後の方の話で思ったのは自分もレジノイド系の砥石使う時にちょくちょく流水研ぎしてますけどそういう意味で理にかなってた行為ではあったのかなーと。

  2. 体感的に「流水研ぎが向く」とされているものが「あ~そりゃそうだよ」って言ってもらえるのはありがたくもあり早く教えてよ~でもあり。
    おいりさんのような橋渡しの役割の大きさを感じましたわ。