【タコピーの原罪】この作品が伝えたいことは一体なんだったのか?アニメの面白さを原作と比較しながら全話解説します【2025年夏アニメ】【2025年アニメ】【おすすめアニメ】【総集編】
人類へのメッセージということで今回は タコピーの現在について触れていきますが 、こちらの動画は総集編となっているんで 、すでに動画を見た方もいると思います。 でも騙されたと思ってもう1度見てみて ください。初めて見た時と感じ方が変わっ ているはずです。実はこの動画の中には いろんな仕掛けが貼られていて動画を1本 通してみた時、2回見た時に意味が 生まれるそんな動画となっております。な ので初めて見た方もすでに動画を視聴した 方も最後まで見ていただけたら嬉しいです 。では、ここからは早速、この作品を見て 僕は何を思ったのか、アニメの素晴らしさ を伝える意識で語りたいことを語っていき ます。 まず1番最初に見て欲しいのはこの作品の ロゴです。タコピーの現在とは一体どう いう作品なのか。その個体はここに詰まっ ています。薄く汚れた白いタイトル。この 文字が見えない方はほとんどいないはず です。ではここで仕掛けを発動します。 真っ白な背景に変わった時、そのタイトル はほとんど見えなくなってしまう。純粋で 真っ白な背景を見るものにその正体は 分からない。痛さに共感できるのはその痛 さを知っているから。しかしその文字が 黒く染まった時その正体がはっきり見える んです。黒くなってやっと見える。でも 壊れた時にはもう遅い。じゃあ黒い背景を 見るものであればその壊れた文字を救う ことはできるのでしょうか?何も見えなく なってしまうんです。その汚れてしまった 心すらも1度壊れてしまった人間はもう誰 も救えない。しかしどんな状況だろうと ずっとそばにいるものがいたんです。それ がタコピーという存在。そしてこの第1話 の開幕ではそんなタコピーの冒険を表す ように真っ白なタイトルが薄く汚れていく 。そんな演出から始まっていてすごい センスを感じました。そんなタコピーが 登場するシーンからこのアニメはすごい力 入ってて絵本みたいな世界観なのにタコの ようにぬるぬると動きタコピーという生体 のことがより分かる。走るのを見てるだけ で面白いしアニメで見たらよりタコピーを 応援したくなる。あ苦しさが増しているん ですよね。そして改めて見ると気づける ことってすごい多くてタコピーがセミを 食べる理由。これは後半の方で判明した タコピーの修正なんですがこの最初の シーンを見た時にはってなるんです。落ち てるものくらいしか食べるものがなかった んですよ。すごい単純な理由なんだけど そんな時に助けてくれたのがしかちゃん だったんだって。タコピーが感謝する理由 が強く理解できるんです。そしてタコピー はお礼をするためにパタパタ翼から始まり 、いろんなハッピー道具を使ってしか ちゃんを楽しませようとするんですが、 しかちゃんは全く道具に興味を示さない。 でもタコピーと解散する時、しかちゃんは 言っていたんです。また明日。その言葉の 通り翌日も静かは会いに来てたタコピーは 今日もお礼をしようとする。そして漫画で は3日目以降イラストのみで描かれていた んですが、アニメでは1日ずつセリフが 付け加えられていて、5日目の正論君に 関しては漫画の本編では名前すら出てきて ないです。そして6日目になってついに 土星ウサギの声が出るポールペンという例 の道具が紹介されていたんですが、どう やらタコピーが言うにはこの道具はすごい らしい。そして毎日のように道具を紹介し て静かちゃんにスルーされるという2人の 日常が描かれていたわけですが、なんや かんや毎日やってくるんです。この時から しかちゃんはタコピーと一緒に過ごすこと が楽しみになっていたのかもしれない。 そして6日目の静かはすぐに変えることに なるんですが、少し打ち解けてきたのか。 少し考えた上で自らタコピーを家に誘うん です。ここで登場したのがチャッピーなん ですが、ここは声優さんのすさが際立って ました。チャッピーといる時の静かは心の 底から楽しそうにしていて、タコピーは その姿を見た時、静かちゃんが笑っている 姿を見てすごい嬉しそうにしていました。 そんなタコピーの発想はいつも面白い。 静かちゃんからパパがいないことを聞いた 時、タコピーはこう考えるんです。人間は ママ1人で子供を作れるんだ。空なんて 飛べたってどうせ何も変わらない。そんな ネガティブな言葉を聞いた時も鳥のように 飛行訓練をしているんじゃないかと勝手な 妄想を膨らませていました。タコピーは 分からないことがあった時、それを自分の 中で妄想して決めつける癖がある。 タコピーはお話をしなかった。でもこれは 仕方がないことなんです。分からないこと が分からないからいじめの話で盛り上がる 姿を見て楽しそうと思うタコピーがパパが いない寂しさに気づけるはずもなかった。 でも静かちゃんにはチャッピーがいる。 チャッピーがいれば大丈夫。他には何も いらない。何があったって平気? チャッピーがそばにいてくれること。それ だけが静かにとっての救いでした。 ちょっと臭いね。その言葉には愛がある。 ではここで注目したいのは夜の散歩シーン です。まずタコピーの現在では夜空の背景 に力が入っています。それは静かにとって 重要なものだから。そんな綺麗な景色の中 で2人はお話をしていたわけですが、この 時のアニメの演出が面白い。タコピーが光 のある方へ進んだ時、静かをハッピー性に 招待するんです。すると静かにも光が 当たっていき、その光がわずかな希望にも 見えてくるんですが、魔法とか信じない から。静かがそう言った時、映されたのは 白いタンポ。その花言葉を覗いてみると 静かの心の声が聞こえてくるんです。私を 探して私を見つめてでもその夢は叶わない 。誰も見てくれない現実が静かを 叩きつけるように静かは影のある場所から 動けなくなっていたんです。行けないよ。 どこにもハッピー性にもパパのところにも この時の静かの声からは寂しさが伝わって くる。そしてタンぽぽの花言葉には愛に 関するものや幸せといった意味があります 。その愛や幸せがどこか遠くへ飛んでいく ように静かに小さな風が吹く。そしてここ で生まれたのがタコピーの目的です。 チャッピーにだけ見せる笑顔が印象に残っ ていたのかしちゃんにもっと笑って欲しい とものすごい笑顔にして見せると全力で 動きながらその思いを伝えるんですよね。 そこで静かは少しだけニコっとしながら 言うんです。タコピーは無臭だね。静かは そのままの意味で言っているんだと思って いますが、この言葉には含みがある。ここ でぶっ刺さるのが1番最初に話したロゴの 話。タコピーは真っ白な心を持っている からこそ静かの心の傷に気づけない。でも これからタコピーは人間を知り匂いや色が ついていくんです。そしてこの夜解散する 時もしかちゃんは言いました。また明日 希望に満ち溢れた顔でそう言葉を残したの です。しかし次に映された時にはその希望 は絶望へと変わっていた。隣にチャッピー はもういない。残されたのは赤い首輪だけ だった。静かに差し込む強烈な光が静かの 影を強調させ、タコピーはその影の中へと 進んでいくんです。しかしタコピーはこの 顔を見ても模様としか思わず何も気づか ない。そこで静かは何かを求めるように 友達と喧嘩したことを伝えるんですが、 ここでタコピーが残した言葉。人間は喧嘩 すると顔の色が変わるんだっぴね。 タコピーは素ろうとしてるようで何も 分かっていない。勝手に自分で理解した つもりになって勝手に答えを決めつけて無 意識に人の気持ちを傷つけてしまう。 タコピーは無である。タコピーに悪い なんて一切ない。でもそれは果たしていい ことなのか。人はなぜ悪意を理解できるの か。それは生まれながらにして善悪の知識 を持っているからです。でもタコピーには 悪意がない。ハッピーな生き方しかしてこ なかったタコピーに人の苦しみなんて 分からない。だから静かの気持ちが分から ない。そして分からないからこそ静かの 気持ちを無視してハッピー道具で解決 しようとするんです。そこでタコピーが 出したのが仲直りリボンです。チャッピー を失った静かにとってタコピーはわずかな 希望でした。しかしこのタコピーの行動は 静かにとって絶望だったんです。その道具 を見る静かの瞳はまるで呪われているかの ようで静かはその道具を見て初めて興味を 示すことになるんです。しかしハッピー 道具には置き手がある。決して異星人の手 に道具を委ねてはならない。タコピーは この時大きな罪を犯してしまった。しかし タコピーが犯した罪は本当にそれだけなの でしょうか?この時お話をしていればその 未来は変わっていたかもしれない。そして この日静かはまた明日と言わなかった。 バイバイ。それが最後の言葉だった。 そしてここからの話は聞きたくない方も いると思うんで控えめに話したいんですが アニメと漫画で見せ方がかなり違います。 漫画ではページを開いた瞬間ゾっとする。 1目見るだけでいろんな情報が入ってくる 。これくらい書き込みに力が入っていて、 一瞬のインパクトを強烈に感じました。 これは実際に見て確かめて欲しい。逆に アニメはじわじわと辛くなる。四角から 聴覚まで刺激が強くなっており、吐き怪気 するレベルで生々しく描かれていました。 その細かさはあまり口にしたくない。人は なぜ頑張るのか。それは信じるものがある からです。それは人でもいいし、犬でも 女神様でもいい。なんなら小さな夢でも いい。でも静かは全てを失ってしまった。 チャッピーだけが救いだったのにその心の 救いすら失ってしまった。もう頑張る理由 がなくなってしまったんです。そして タコピーはここで初めて自殺という言葉を 知りました。なぜそんな行為が存在するの かは分からない。でも分からないから聞き たい。たくさんお話ししてもっと君を知っ て君が死んじゃわなくて住む未来を一緒に 考えたい。明日こそ笑ってもらえるように 。タコピーはこの時から言っていたんです 。本人と一緒にお話をして考えることが 大事なんだと。ここでハッピーカメラが 使われタイムリープ作品であることが 明かされるんですがこれからタコピーは 救い用のないスタートを繰り返す。 タコピーは静かのことをもっと知るために 学校へと潜入することになり、何が原因で 死んでしまうのかタコピーなりに考察を 始めるんですが、この教室を1目見れば 分かります。静かがいじめられていると。 でもタコピーにはそもそもいじめという 概念がないから絶対に気づけないんですよ ね。何回ループしたとしてもその痛みを 教えてくれる人がいない限りその答えは 解けないんです。だから毎回的外れな考察 をして自分勝手にハッピーカメラで何度も やり直しをするんですが、何も分からない のに思いだけはしっかり持っていて、その タコピーの的外れな行動にどんどん心を 打たれていく、静かの表情もちょっとずつ 柔らかくなっていくんです。そしてアニメ では同じ時間軸の中でマリナ視点と静か 視点を同時に移し、マリナが嫌がらせを するたびにタコピーが解決してしまうと いう流れをたくさん見せてくれていて、 漫画で省略されていたシーンがじっくりと 描かれていたんですが、この見せ方は非常 に恐ろしい。いじめ対策をするたびに マリナの行動がどんどん悪化していき、 その表情は焦りや驚きから怒りへと変わっ ていく。マリナの感情の変化が浮き彫りに なっていたんです。ここでタコピーは とあることに気づく。2人は喧嘩してるん じゃないかと。タッピー星人の常識から 考えて2人の関係を考察していくんです。 そこでマリナの呼び出しを食らいタコピー はそれをチャンスと考え直り作戦が始まる んですが、この時もタコピーは言ってい ました。仲直りの秘訣はちゃんとお話する ことだっぴよ。お話がハッピーを生むん だっぴ。タコピーの言葉には一貫性がある 。でもしかちゃんは怖くて1歩も動けない 。マリナちゃんと話したことがないから そんな風に言えるんだね。この時の タコピーはまだその言葉の意味を理解して いなかった。でも静かの体に変信して静か の代わりにお話ししようとマリナの元へ 近づいた時ほっぺが熱くなるんです。 ハッピー性ではあんなに強く相手を触る ことはない。ハッピーに叩くという概念は 存在しない。タコピーはここで初めて人の 痛みを知ることになるんです。痛い、声が 出ない辛い。泣きたい。逃げたい。あの タコピーからネガティブな言葉が出てくる んです。それでもタコピーはあの時の静か のことを思い出しお話をしようと 立ち向かう。タコピーは強く教えてこられ たのでしょう。お話がハッピーを生むんだ と。でもマリナには通用しなかった。 話そうとすればするほどマリナの行動は 恐ろしくエスカレートしていき、この時の 怒りくるうー演技が素晴らしかった。本当 に心の底から怒ってる感じがして、でも その怒りの中に悲しみが混じっていて、あ 、これ無理だ。タコピーがそういった直後 にはあの写真を撮った場所で涙を流してい ました。しかしタコピーはしかちゃんに 変信したことで人の痛みや怖さを知り、 その痛みが分かるようになったからこそ次 のステップへと進みマリナちゃんはなんで あんなことをするのかじっくり考えるよう になるんです。そこでタコピーは思いまし た。あれ僕のせいだっ?じゃあ変わって あげないと。でもタコピーは怖くて1歩も 動けない。怒りに囲まれた場所から進め ない。静かちゃんが言っていたことが少し だけ分かるようになるんです。これは タコピーに少しだけ色がついた瞬間であり 、無だったタコピーの自己肯定感も低く なっていく。僕は育児なしだから。それで もタコピーは動き出す。助けを求めること ができない静かの代わりに静かの姿で助け を求めるというむちゃくちゃな行動を取る んですが、この思いだけは無駄にはなら ない。静か自身に届いていたんです。その タコピーの気持ちがしかちゃんからすると 痛い思いをすることはいつも通りの日常 です。例えタコピーのせいでいじめが悪化 していたとしても静かにとっては関係ない だって他の世界を知らないから。クラスで 唯一気にかけてくれるあま君は言ってい ました。僕にできることがあったら何でも 言ってよ。そんな言葉だけでは何も変わら ない。でもタコピーは違う。助けようと 実際に行動してくれた。ずっとそばにいて くれた。環境が変わることはなくても静か の心が変わることはある。最近はちょっと 悪くないんだ。このタコピーの無駄にも 見える行動が静かの心を救っていたんです 。この3リーショットからは静かの小さな 幸せを感じました。その小さな幸せを見せ た上でマリナ視点が始まるんです。ここ までのマリナはただのクソ野郎にしか見え なかった。でもマリナのことを知っていく ごとにその見え方は変わってくる。静かの お母さんが原因となり壊れてしまった家庭 環境。アニメではこの絶望をホラーのよう に表現するんです。ここでふと気づく。 あれ?マリナに味方はいるのかと。一応 クラスメートとはうまくやってるけど心 からの味方は果たしているのでしょうか? 静かにはチャッピーとタコピーがいる。 あれ?マリナには誰がいるんや?ここで マリナに対しての絶望感が増していく。 そしてこのマリナの絶望を見せてから静か がみんなと寝てるシーンを見せることで どう考えても絶望的な環境で過ごしている 静かのことが幸せそうに見えてくる。 マリナ視点で見ると静かは自分よりも幸せ な人間なんです。それが許せない。自分と 同じ思いをしてほしい。どんどん近づいて くる手と共にマリナを照らす光は消えて いきは静かのせいだとマリナは殺意を抱い ていく。もちろん静か本人は何も悪いこと はしてない。これがいじめの正当家になる わけがない。でもマリナには味方がいない 。相談相手がいない。ぶつかれる相手が 静かしかいなかったんです。この作品は 本当に難しい問題を扱っていると、どこに も正解がないのではないかとこの物語に 地獄を見た瞬間だった。 これはとある家族の話。お母さんは夜の 仕事をしていました。いつもお父さんは家 にいるのにお母さんはいつもいない。面倒 を見てくれていたのはいつもお父さんでし た。でもとある日の夜お父さんはいなく なりました。いつも2人の喧嘩を見ていた 子供は星にお願いをしたのです。お父さん とお母さんが離婚しませんように。でも その願いは叶わなかった。そこで思い知っ たんです。魔法もないし神様だっていない 。その子供は信じることを忘れてしまった のです。生きる上で何かを信じることは 大事だ。サンタクロースを信じるのはなぜ か?それは誰かが願いを叶えてくれるから 。なぜ人は人間不思議になるのか?それは 人に裏切られた経験があるから。人はいつ 夢を諦めるのか。それは現実をした時、誰 かに否定された時では人はなぜ宗教を信じ てしまうのか。それは生きる意味を感じる ため、人は何かを信じることで救われる ことがあるんです。そしてとある日、 マリナからのいじめはなくなった。これは しちゃんの願いが少しだけ叶った瞬間で あり、この星の綺麗な日の夜、静かは前を 向くようになりました。これは仲直りの 一歩かもしれない。そんな希望の溢れる 言葉に少しだけ浮かれた自分がいた。でも これは6日目の夜。静かちゃんが亡くなっ た前日の話。本当の悪夢はここから始まっ たのです。チャッピー暴走事件。なぜあの 時チャッピーはいなかったのか。その違和 感に気づいた時、マリナが目の前に現れる 。何度ループしても、どんな行動を取って もマリナは目の前に現れる。マリナって実 は賢いんです。静かにとっての救いが チャッピーだということに気づいていたん ですよね。だからそれを利用するんです。 マリナは静かの手を蹴る時、わざわざ後ろ に回り込んでリードを狙うように蹴ってい ました。人を襲った犬は救われない。 マリナはそれを分かっていた。マリナは ストレス発散をしたいわけではない。ただ 静かに不幸になってほしい。自分と同じ ようにこのマリナの執着は尋常じゃない。 いじめは加害者に問題があるって言葉が ある。これを見て本当にそう思った。 いじめは加害者に問題があると。それは 加害者が悪いという意味だけではない。 加害者が何か問題を抱えている。全ての いじめがそうとは思わないし、何の意味も なくいじめてる人もこの世にはいると思う けど、根本的なものを解決しない限り状況 が好転することはないんです。このマリナ の悪意この気持ちが消えない限り チャッピーは守れないし、チャッピーが 守れない限り静かの心は壊れてしまうん です。そして1度壊れてしまった人間に もう言葉は届かない。タコピーがいろんな 思いを伝えていく中、静かの気持ちは どんどん知恵と近づいていき、周りの景色 は真っ黒になっていく。何を言ってもその 言葉は響かなかった。でもタコピーは最後 に言いました。僕を信じて信じるものを 失っていた静かちゃんにとってこの言葉は 救いの言葉になる。生きる希望になる。 死ぬことだけを考えていた静かの周りに光 のように輝くタコピーが映され、その光は 確かに静かまで届いていました。この最後 の言葉だけが静かの心に響いたんです。で もタコピーは頼ってしまうんです。 ハッピー道具の力に。そしてこれは101 回目のループ。キャッピーは救えなかった 。ここで話したいのが静かのお母さんの話 です。お母さんは犬に全く興味がない。 静かにも全く興味がない。こうやって静か と会話してる中でもアニメではスマホを 触る姿が追加で描かれていました。静かの 服はボロボロなのにお母さんの服は綺麗で 夕飯は適当に食べといてとただ言葉を かけるだけで子供のことを何も見ていない 。最悪のお母さんです。では、この お母さんは悪人なのか?そうとは言いきれ ない。お母さん目線で考えた時、その見え 方は大きく変わってくる。シングルマザー の大変さを知っているだろうか?この お母さんは夜の仕事をしていて、旦那に 子供の面倒を任せていました。でも旦那は 突然いなくなった。シングルマザーかける 夜には致名的な欠点が1つあります。それ は子供との会話がなくなること。お話を する時間がなくなれば実際に何を思ってい たとしても愛はもちろん感じられないし 子供の異変にも気づけない。だからこの お母さんはお父さんと離婚したタイミング で昼食に帰るべきだったんです。でも今 まで昼食をしてこなかった人間がいきなり 昼食に転職して子供を食べさせていけるの か。自分の立場で考えた時大きな不安を 感じるはずです。そんなの当たり前だろと 。言葉で言うだけなら簡単です。僕はこの 母親の気持ちが想像できる。これによく似 た環境で過ごした経験があるから養育費は もらっているのか離婚の理由は何だったの かそこら辺が分からない限り他人が 突っ込めるような話ではないんですよね。 かと言ってそれを援護してるわけではない 。ここで伝えたいのは表面上だけを見て ボロクそういうことは誰にもできるけど 本人にしか分からないことはいっぱいある ということです。これはこの作品に出て くる全ての人間に言えることです。でも 静かの毒みに気づくくらいなら服の汚れ くらいは気にしてあげて欲しかった。 そしてチャッピーは保険所に連れて行かれ てしまうんですが、静かのお母さんは少し でも傷がつかないようにチャッピーは お父さんのところに行ったんだと一生叶う ことのない希望を静かに与えてしまうん ですよね。これが静かにとって呪いの言葉 になってしまう。でもそれが生きる希望に もなっていてタコピーはここら辺で静かが 生きている限り他にもやり方はあるんじゃ ないかとチャッピーをパパのところから 連れ戻す方向性で考え直すんです。でも タコピーはやっぱり面白い。パパを探そ うってなった時に世界地図から探し出すん です。僕が今から見てくるっぴよ。マジで 発言に何の重みもない。この言葉が薄 すぎるせいでチャッピーを連れ戻すという 言葉すらも薄くなってしまう。そんな タコピーのお世話によって静かは学校に 行くことになるんですが、学校でも犬を 噛ませたことが噂になっていて、この時の マリナは一見ご機嫌モードにも見える。で も所々本心が見えてくる。よくこれだね。 学校に来たことが許せない。平気そうにさ れるのが許せない。そしてその後に描かれ たマリナとその取り巻きのシーン。ここの アニメの距離感の描き方が良かった。 マリナはクラスに友達がいるんだけど、心 から話してる感じが全くしない。明らかに この4人とマリナに距離があるんですよね 。鳥巻きはいじめを楽しんでる。でも マリナはそうじゃない。いじめをする目的 が全く違うんです。違う世界戦のマリナは 言っていました。仲い子もいなかった。 ずっと1人だった。そしてしかちゃんが 帰宅するシーンも描かれるんですが、その 歩く足の重さを見ればどれほど静かの精神 が弱っているのか伝わってくる。それでも マリナはやってくる。マリナは静かの耳元 でチャッピーの名前を出すんです。さっき まで無表情だった静かもその名前には反応 してしまう。チャッピーという存在が マリナに悪用されてしまうんです。そして この地獄みたいな状況を見ても静かちゃん が喋ったと喜び仲直りのチャンスと考える 。それがタコピーという生き物。でもこの タコピーのずれた感覚が間違っていなかっ たと判明するのはこれからもっと先の話で ありここから本当の地獄が始まるんです。 ママの味方だよね。アニメでは2人で歩い ていた時、マリナが左手を隠す仕草をして いました。壊れてしまったお母さんに味方 を共容され、逆らった時には殴られる。 マリナは静かといる時、お母さんの声が 脳りから離れないんです。そして2人が 立ち止まった時、先に声を出したのは静か でした。その声を聞いた瞬間、反射的に ランドセリを投げつけるんです。犬死んだ けど、どう?チャッピーはもうこのように いないんだと。マリナは静かに分からせ たい。それでも静かはまだチャッピーは 生きているとお父さんのところに行ったん だと。わざわざランドセルから取り出して チャッピーの首輪を見せつけるんです。 このチャッピーの赤い首輪は静かに残され た唯一の希望でした。マリナはそれが許せ ない。静かを絶望に追い込みたい。その 希望を失わせるようにチャッピーの首輪を 蹴り飛ばすんです。ではなぜマリナは こんなにも静かに執着しているのか。それ はこの言葉を聞いた時、その行動の意味が 腑に落ちるでしょう。お前の生活費どこ から出てると思う?うちのパパの財布から だよ。静かが少しでも幸せそうな姿を見る とその幸せは盗まれたものだと惨目な 気持ちになってしまう。こんな家族の話が されていた時、チャッピーの首輪が何度も 何度も映されていました。パパはママに また指輪を買ってあげるはずなのに。 マリナがそういった時のマリナの目線に あったもの。それはチャッピーの首輪でし た。マリナにとって指輪が幸せの象徴と なるのであれば静かにとっては首輪が幸せ の象徴となる。マリナにとっての チャッピーは盗まれた幸福に等しいのです 。だからその幸せを奪い返す。もうお前に 幸せはないんだと静かに分かってほしい。 自分と同じように苦しく合ってほしい。 盗まれた気分になってしまうからマリナが 最後に言った言葉を覚えているでしょうか ?パパを返せよ。その言葉を最後にマリナ は命を奪われたのです。ハッピーカメラは 意外と重い。それが伏線になるだなんて あの時は誰も思っていなかったでしょう。 そしてここからのアニメの演出がやばかっ た。タコピーすごい。それと同時に奏でる クラシック。その曲名は春。まるでしか ちゃんに春が訪れたかのように、まるでお 星様への願いが叶ったかのようにキラキラ でハッピーな演出がされていたんです。で もこれはアニメの過剰演出ではありません 。原作に忠実に再現されているんです。 まるで魔法みたい。これまで何も信じ なかった少女がただの人殺しを魔法と 信じる姿はまるでハッピー道具への皮肉の ようで死体をアップすると同時にこの言葉 を投げかけるのが残酷すぎる。でも静かに とっては最高にハッピーなんですよね。 本当に心の底から大嫌いで消えて欲しくて 仕方ない存在がいてそいつがいるかいない かで自分の世界が変わるのであれば死んで 欲しいと思うのは普通のことだと思う。で も実際にそいつが死んだ時人がどう思うか なんて経験がないから想像もできない。 そしてタコピーはこの時大量の汗が吹き出 ていました。何か悪いことをしたのでは ないかと絶対に自覚はあったはずです。で もこの状況になって初めて心の底から静か に感謝されるんです。ありがとうタコピー 。殺してくれてその時の最高の笑顔を見て 笑ってくれたってなる。この行動は 正しかったんだって。そう思ってしまう。 タコピーにとって人間の常識を知る きっかけはしかちゃんしかいないのだから 。そして僕は今も忘れていません。サイさ れていた当時この最悪のエピソードが 大晦日に配信されたという事実を。そして この事件が起きた直後まるでタイトルを 回収するかのようにタコピーの現在という 文字が表示されていたんですが真っ白だっ たタイトルが真っ黒に染まっていたんです 。静かちゃんにパンをもらったあの日から タコピーは人間を知り善悪というものを 知りました。キリスト教における現在。 それはアダムとイヴが神に背き、善悪を 知る知識の木の実を食べてしまったことで 人類全体に受け継がれた罪のこと。 キリスト教においてアダムとは最初の人間 であり人は生まれながらに罪を負う存在と なったのです。タコピーの現在という作品 はキリスト教が深く関係している。そして 2人は手をつなぎ光の差し込む方へ 歩き出す。犯かした罪に背を向けて やり直しのない本当の物語が始まったのは ここからだった。 人は時に自分を見失うことがある。ねえ、 なんでできないの?いつも完璧なお母さん はそう言った。そんなお母さんにもらった プレゼント。この眼鏡にはお母さんの思い が詰まっている。期待をしてくれてるん だって。あま君はその期待に答えるように この眼鏡ネをかけている時だけは理想の 息子を演じ続けていました。憧れの お母さんに認められたい。その思いで努力 を続けてきた。でもお母さんのように完璧 にはなれなかった。お兄ちゃんのように 理想の息子になれなかった。理想と現実の ギャップは人を苦しめる。何をやっても やっぱり君はもう、もうお母さんは自分を 見てくれない。名前を失った少年は自分を 自分として見てくれるお母さんを探してい たのです。そんな、あ君は心の優しい 男の子でした。クラスで1番弱い立場に あったしかちゃんのことをいつも気にかけ てくれていたんです。僕にできることが あったら何でも言ってよ。でもあ君はなぜ こんなにもタイミングよくこの現場に現れ たのでしょうか?タコピーの魔法でマリナ が死んだ。この状況を一瞬で理解できる はずもなく、あ君はついつい眼鏡ネを外し 、本心が言葉に出てしまう。いや、 おかしいだろ。あ君は全倒な意見しか言わ ない。そしてこの2人にまともな感覚で 意見を出した存在は、あ君が初めてでした 。でもタコピーはすでに静か色に染まって います。これをもっと分かりやすく言えば タコピーは静かに育てられた子供のような ものということです。だからあま君に何を 言われても棒のように固まった顔であずま 君を見つめるんです。魔法で死んじゃった からしょうがない。あ君はそんな言葉を 聞いても静かが正しい道へ進めるように まともな意見を述べていました。罪を軽く するには自習をすることだと。でも静かの 一言で状況は一変します。他にはどんなの があるの?あずま君は詳しそう。あ君は この一言を聞いた時にドキッとしてしまい 小説で学んだ悪を教えてしまうんです。 他人に罪をなりつけること。よくあるのは 罪を隠すことなんじゃないかと。そこで 静かは衝撃的な発言をする。じゃあそれ やろうかな。まさかこの両方を実行するだ なんてこの時は誰も思っていなかった でしょう。そしてこれがおかしいことだと あ君は分かっています。でも目の前には 未知の生物がいて魔法という言葉を聞いて この非現実を目の前にした人間がまともな 感性を保てるわけがない。何よりあず君は これまで人に頼られたことがなかったねえ 。なんでできないの?このあず君の過去が 静かの物語にマッチするんです。あ君に 助けてほしい。他には誰もいないの。そう 言って近づいてくる静かがあ君の瞳の中で 輝いていました。親にできないと言われ 続けた人生の中で、あ君が初めて頼られた こと。それは人殺しを隠蔽することだった 。僕ならできると。そんなあ君の計画に よって平和に使うはずのハッピー道具が 殺人の隠蔽に使われてしまうという人とし てもハッピー星人としても終わる瞬間が 描かれるんですが、この計画を進めていく 中でマリナの姿に変信したタコピーが すごい不安を感じていくんです。これって いいんだっぴよね。でもこの質問には誰も 答えなかった。その喋り方バレちゃう。 それを伝えてただニコっとするだけ。その 笑顔を見てタコピーもニコっと笑う。あま 君は振り向くことすらしなかった。あ君が お母さんの言葉に囚われているように タコピーも静かちゃんの笑顔に囚われて いるんです。そしてここからはポップな BGMの中で殺人の隠蔽をするという狂気 的なシーンが描かれていたんですが、実は このシーン全部兄よりです。漫画では実際 に隠蔽するシーンは一切描かれていなかっ たんですよね。タコピーが楽しそうに協力 してる姿を見るとすごい悲しい気持ちに なってくるし、あま君がシャベルを持つ手 を眺めて罪悪感にまみれたまま主導でやっ てるのを見ると心が苦しくなってくる。で もしかちゃんはただ見てるだけで3人の 関係性や心の動きがすごい伝わってきまし た。そしてタコピーはこれを気にマリナ ちゃんとして生きていくことになるんです がタコピーは静かに変信した時静かだけが 知る気持ちを知りました。それと同じよう にマリナの見てきた景色を味わうことに なるんです。そしてアニメではその感覚を 共有するかのようにタコピー線のカメラ ワークで家の中を進んでいく姿が描かれて いて視聴者もそれを体感することになる。 暗い廊下を進んでいく中その先の扉を開け た時タコピーはワクワクした気持ちでした 。だからその瞬間だけはポップな高果音が なり響くんです。しかしその景色を見た時 その音は一瞬で消えていく。だからタせ るって何だよ。物が飛び交う部屋の中で ガラスの音が成り響きその音に混じるのは 怒鳴りつけるお父さんの声と泣い手はめく お母さんの声。その光景はまさに地獄。 そしてこのタセルという絶妙すぎるワード センス。必要のないものにはまってしまう お母さんの精神状態だったり、こんな 小さなことが原因で大原に発展していく姿 はまさにリアルを象徴しており、その光景 を見てタコピーは思い知ったんです。 とっても仲良しダっぴよ。タコピーの感覚 が行かれてる。そしてこのタコピーの行か れた感覚を基準にしたままチャッピーを 探しに行くための計画を寝ることになるん ですが、もちろん主導は、あ君です。 しかし、あ君はこれと同時に勉強も頑張ら ないといけない。あず君はそう思い、また メガネをかけるんですが、ここでこの作品 の唯一の両親順夜の登場です。眼鏡ネを かけたあ君は純夜を目の前にした時言いを 演じていました。しかし順夜がどこかへ 行った時、眼鏡を外したあず君から出て くる言葉は順夜の悪口ばかりでした。 わざわざ自分で稼いでバカみたいな指輪を 勝って。そしてこの時アニメでは手荷物 持つ眼ガネが強調されており、まるで 眼鏡ネを壊してしまうのではないかと 思えるくらいその手の震えからは力を感じ ました。まるで誰かを憎しむように。 しかしそんなあずま君の耳元に悪魔のさき が聞こえてくるんです。取っちゃえばいい じゃん。この全く筋の通ってない言葉に あま君が動揺することはないし窃盗と 分かっているからこそ最初は否定するん ですが、あま君ならできそうだと。の綺麗 な瞳に見つめられた時、何も得るものが ないと分かっているはずなのにできそうと いう言葉を証明したい思いだけで純夜の 指輪を盗もうと動き出してしまうんです。 この窃盗を試みる、あ君にタコピーの ワクワクは止まらない。そんなタコピーが そばにいるだけで今から窃盗をするとは 思えないくらい緊張感のなさが際立ってい ました。しかし実際に指輪を目の前にした 時、あ君は思い出すんです。純夜がその 指輪を嬉しそうに自慢してきた時のことを その時に順夜は言っていました。こういう のは自分の金で買うからこそ意味がある。 マリナにとってのお母さんの指輪、静かに とってのチャッピーの首は、それは幸せを 象徴していました。でもマリナは奪おうと した。奪われた気持ちにもなった。奪おう とすることで生まれたもの。それは さらなる不幸だった。幸せの輪を奪うもの は壊れていく。ではあま君にとっての純夜 の指輪。それは一体何を表しているのか。 あま君にはそれが分からない。何を普通 ぶってるんだろう。本当は欲しいもの なんてなんだって手に入るくせに。その無 意味な努力に何の価値があるのか。あ君に は分からないんです。この時に映された パンケーキは美味しそうに輝いていました 。でも、あ君はその味を知らない。苦労し て食べるパンケーキといつでも食べれる パンケーキ。どっちが美味しいのかなんて パンケーキを食べたものにしか分からない 。でも純夜はそれを知っている。この純夜 のお金の使い方には自分で稼ぐ意味が 詰め込まれていました。幸せを奪ったもの が不幸になるのであれば幸せを与えたもの はどうなるのか。自分の努力で人が幸せに なる。人の幸せを幸せに感じられる。それ こそが本当のハッピーな生き方です。だ から純夜はあま君に対してもそのハッピー を与えようと言葉をかけてくれていました 。あ君はそんな記憶を思い出し、指輪を目 の前にしてさっと取って逃げればいいのに 迷いが生まれてしまうんです。それは兄貴 の両親を知っているから。そしてこのああ 君の迷いが運命を変えることとなる。順夜 が戻ってきてしまうんです。ここもアニメ ではいい補足がされていて、漫画もアニメ も同じようにスマホを取りに戻ってくるん ですが、アニメでは彼女らしき人物から 電話がかかってくるというゾクっとする シーンが追加されていて、純夜が部屋に 近づいてくるこのわずかな時間も漫画では 描かれてなかったんですが、アニメではあ 君が焦り出す姿や道具を散らかして同揺 するタコピーの姿が追加されていて、緊張 感が倍増していました。そこで使われたの がパタパタ翼なんですが、まさかの重量 オーバーで墜落。タコピーが直前まで 背負っていたのと下が芝フになっていた おかげで大怪我にはならなかったけど普通 にめっちゃ痛いと思う。でもあず君にとっ てはこの身体的な痛みよりもできなかった 自分に対しての精神的靴これが何よりも 大きくてその痛みと共にあの記憶が蘇って しまうんです。それが霊のパンケーキの話 。どれだけ努力を続けてもそのパンケーキ は食べられず常に完璧なお兄ちゃんと比べ られて完璧以外は許されない。そして お母さんはいつしか名前すらも呼んでくれ なくなった。もうお母さんは自分を見て くれない。あま君は言を演じ続けたのに。 どの合わない眼鏡で見る景色ではまともな 景色は見えないのです。そんな記憶を 思い出してまた見捨てられるんじゃない かって。あ君は大きな不安を感じていまし た。でも静かちゃんは見捨てなかった。 笑って待ってくれていたんです。あ君に とって失敗しても落胆されないのは初めて で失敗を許してくれる存在の大きさは 測り知れない。だからこの静かの反応を見 て救われたような気分になって子供らしく 泣き叫ぶんです。そしてこの話を最後に3 人が仲良くなっていく姿がダイゼストで 公開されるんですが、ここも兄折よりが 多かった。その中でもすごい気になったの はみんなで計画を立てていく中、しか ちゃんがチャッピーの落書きをするシーン 。静かちゃんって見れば見るほど他人任せ な部分が見えてくるんですよね。隠蔽の時 もそうだったし、今後描かれるシーンでも そういった部分は多く見られます。でも これをポジティブに言い換えるとみんなを 信頼してるということです。信頼とは信じ て頼ること。しかちゃんにとっては信じる べき存在となり、あ君にとっては頼って くれる存在となり、2人にかけていたもの がバチっとはまったことでハッピーに 近づいていたんです。しかしこの幸せな 時間はマリナの命を奪って手に入れた。 あまりにもろいつ沼の幸せだった。そして あず君は今日も順調に計画を進めていた わけですが、あ君の計画ノートをよく見る と面白い。静かのためだけに全部の貯金を 出そうとしていたり、売れるものがあれば 売ってお金を稼ごうとしていたり、その中 でも好きだったのはパタパタ翼への悪口。 カスすぎて人間の子供1人も持ち上げられ ない。こういう細かい情報もアニメで補足 されたものなんですが、あ君ってタコピー に対してめっちゃ口悪いんですよね。なん でハッピー道具ってそんなしょうもないん だよ。でも僕は眼鏡をかけた時のいこ ちゃんのあずま君よりこの素で話してる 感じの方が人間らしくて好き。そしてこの 計画を立てた日も静かはまた自分勝手に 遊んでいてこれを見た時に思いました。 静かは今まで友達と遊ぶ経験をしてこ なかったから人一倍この青春が楽しかった のかもしれない。そして最後には3人で 一緒に遊ぶことになるんですが、あ君も すごい楽しそうにしていたんですよね。 青春をしてこなかったのは、あ君も同じな んです。3人でいるととっても楽しい。 ずっとこんな風に過ごしていたい。そう 思ったのはタコピーでしたが、それぞれが 同じように楽しいと思っていたのでしょう 。しかしこの3人の幸せな時間はこれが 最後となるんです。マリナが最近明るく なってよかった。お父さんがそう言った時 、お母さんの口がパカッと開き、何かを 思うように力が入っていく。そんな描写が 追加されていました。お母さんはこの時 からすでに違和感を感じていたんです。 そしてこのお父さんの発言を聞けば お父さんはマリナのことを全く見ていない ことが分かります。そんなお父さんの言う パパのところに来るか。これはただのママ への当て付けです。しかしタコピーにとっ てはパパのところイコールチャッピーの いる場所。このお父さんの言葉を聞いた時 行きたいと言ってしまうんです。この時の パパの演技がすごい良かった。そうかそう か来ちゃうか。本当に来るとは思ってない し全く育てる気なんてなかったからその 同揺が恋に出てしまうんですよね。そして これはお母さんにとってずっとママの味方 でいてくれたマリナがママを裏切った瞬間 であり、元々感じていたマリナへの違和感 。それが確信へと変わっていき、それは 暴力へと変わっていく。そしてお母さんは 言いました。こんな子はまりちゃんじゃ ない。この発言に注目したいんですが、 アニメと漫画で印象が変わっています。 漫画の場合タイミングを考えるとお父さん を選んだマリナがマリナじゃない。裏切っ たマリナがマリナじゃない。こういう風に も見えてくるんですが、アニメの場合 マリナが裏切る前の時点でマリナの違和感 に気づいていたことが分かるようになって いたんで、ちゃんと気づいていたんだなっ て感じ方が少しだけ変わるんです。 もちろんお父さんを選んだことがその思い を加速させたのはあると思うけど、この マリナへの思いだけは嘘ではないと思わさ れました。そしてこの時にお母さんが 持ち上げたリモコンにはとある仕掛けが 隠されています。どこの誰だか存じません が、お母さんがそう言った時、その リモコンにはマリナの顔が映っていました 。その時の温度は28°。マリナはいつも お母さんの味方。マリナがいてもその温度 が変わることはありません。しかし お父さんがいる時、その温度は24°に 変わっていたんです。お父さんは見れば 分かる通り低感覚な人間でした。この家庭 を支配していたのはいつもお父さんでした 。でもお母さんは言いました。マリナは お腹を痛めて産んだ大切な子なんです。 そこで家族写真が映されるんですが、 アニメではタコピーの瞳の中に写真が映さ れていたんです。こんな家族にも幸せな 時間はあった。タコピーにそれを分から せるように。そしてその幸せの理由は リモコンの温度に隠されていたんです。 お母さんの適音は28°、お父さんの適音 は24°、2人でいる時はその間を取って 26°だったんです。お互いがお互いを 尊重し合うことでその幸せは保たれる。 しかしその幸せを奪おうとした時、その 幸せは崩壊していく。そしてタコピーは 自覚するんです。家族の時間を奪ったこと はタコピーには元々疑震はあった。それで もしかちゃんを信じた。でもそれは間違い だった。自分は何をしてしまったのか。 タコピーは知ることになったのです。 マリナちゃんじゃなくてごめんなさい。 殺してごめんなさい。写真に映るマリナ ちゃんを見て何度も何度も謝罪を続け、 もういないはずのマリナちゃんが鏡に映る 姿を見てタコピーは何かを思いました。 タコピーの国会、国会とはキリスト教理 関する言葉で過去の罪を食いて神の許しを 求める行為。タコピーは罪悪感を知った。 後悔を知った。あの時のしかちゃんはなん で笑ってくれたのか。しかちゃんともう 一度お話をしないといけない。タコピーは 目の前に移るマリナちゃんの姿を見て マリナの死と向き合うこと。それを決身し たのです。そしてついに事件は動き出す。 ここまでがタコピーの現在上のエピソード です。 この第4話の開幕はすごい意味心な描写 から始まります。1匹のカマキリと2匹の 金分。カマキリと黄金色の金分は影の中で 同じ方向を向いていて、1匹の金分は光の 中で2匹と向き合っていました。では一体 これは何を表現しているのか。この エピソードの漫画のサブタイトル、それは 静かキングダムです。カ分はカマキリに 逆らえない。カマキリは静かのこと でしょう。黄金色のカ分は考えてマリナの 姿をしたタコピーのことでしょう。じゃあ 残りのカ分はその答えは一言では表せない 。この画像に隠された意味。それはこの エピソードが全てを証明してくれます。今 すぐ返信を解け。ついにあの事件がこの世 に公開されてしまい。そのスマホを触る手 は震え。あ君は誰よりも同揺していました 。そしてそのニュースが流れた当日、 みんなが家に帰るシーンがアニメで追加さ れていたんですが、あま君は家のドアを 開けるだけでビクビクする。そんな、あ君 とすれ違う順夜。順夜はこの時から、あ君 の異変に気づいていました。そして事件は 学校でも話題となり、タコピーの汗は 止まらない。そしてこの時のあま君視点の 演出。これもすごい良かったです。周りの 音が聞こえなくなり、周りの人間が全て敵 に見えてしまい。みんなに見られてるよう な感覚に陥って後悔が自分を襲ってくる。 この背筋が凍るような感覚が強く表現され ていたんです。そしてここで3人は再び 集まって大丈夫だとこのまま黙っていれば バレることはないはずだと安心するための 会議が行われるんです。そこでタコピーが 動き出す。本当に黙ってていいんだっぴか 。この時にあ君が返した言葉はたった1 文字でしたは反射的に言葉を返したんです 。このタコピーの意見は全倒な意見でした 。あ君が初めてあの現場を見た時と立場が 入れ替わっていたんです。か君の心理的に は今更受け入れたくない。自分が犯した 過去の罪を。でもタコピーは知りました。 マリナちゃんの家族のことをマリナちゃん のためにも、その家族のためにも正直にお 話するべきなんじゃないかと。タコピーは 悪意を知って罪悪感を知って後悔をして 自分なりに考えて自分の主張を貫き通した んです。タコピーはここで初めて人間 らしい意見を出したんですよね。それが、 あ君の心にぶっ刺さり、全部正直に言っ ちゃえばと、あ君の心も動き始めるんです が、静かの一言で全部が崩れてしまう。 作戦会議しないの?あず君行けるよね。 東京、あ君が行ったんだよね。静かには誰 も逆らえない。静かには発言力がある。 静か王国からは逃げられない。これが静か キングダム。そしてこの時のアニメの演出 。これがまた素晴らしい。ここで静かが 発言する時、静かの瞳がドアップで映され 、その言葉が投げかけられると同時に、 静かの言葉が、あ君の元へと向かい、 メロメロ状態へと変わっていく。そこで、 あ君が返した言葉はたった2文字でした。 うん。まるでしかちゃんの右腕のように 新たな計画を立て直そうと、あ君は 動き出す。しかしそれと同時に動き出した 男がいたんです。それが純夜という男。 この2周目以降に見る準夜の安心感は半端 なくて、ただ心配をして様子を見に来た だけなのに、今の、あず君からするとその 順夜の優さが悪魔のように見えてしまう。 全ての言葉が怖く感じてしまう。優しい 言葉しかかけていないのに画面は真っ赤に 染まり、ゆっくりと近づいてくる姿が まるでホラーのように演出されていて、 漫画でもこの順夜の言葉は全て真っ黒に 染まっていました。人は罪を犯した時、 全てを疑うように生きていかないといけ ない。そしてこのシーンを初見で見た時は タコピーの現在という作品であれば何が 起きてもおかしくない。そんな潜入館と、 あま君目線が重なって最後に心配して 見つめるだけの順夜が恐ろしく見えて しまうんですよね。でも改めて見た時 すごい優しい顔をしていたんです。潜入感 ってすごいなって思った。そして クラスメイトの間でも最近のマリナは おかしかった。静かに弱みを握られていた 。そんな噂が流されていて警察はその意見 を参考にして静かに目をつけることになる んですが静かは全く同揺しないんです。 これ本当に恐ろしいことで何も悪いことだ と思ってないんですよね。静かが恐れて いるのはチャッピーに会えなくなること。 ただそれだけなんです。そしてアニメを見 た時にすごい週一だなと思ったことがあっ て、この聞き込みの件で話し合う時、あ君 目線のカメラワークで描かれていたんです よね。その中で時に瞬きの演出が混じり、 このエピソードの主役はあま君なんだと。 それを分からせるかのようにその続きの 物語が始まりテストを受ける時もあま君 目線その答えを解いていく様子までリアル に描かれていました。そしてこのシーンが 本当にすごくてあズマ君の同様の見せ方が めちゃくちゃうまいんですよね。その手の 動きを見るだけでも何も手につかないこと が分かるし、何より注目したいのはあず君 のテストの答案です。100×100は 1万。その式の中に答えは書いてあるのに 、その答えがまともに書けず、右の答案に は式を書いているのに、左の答案には式が 書かれておらず、左下の答案には単位が あるのに、右の答案には単位がない。 そしてもっと細かく見れば式や単位がいら ない場所。そこは間違えていなかった。 ボンミスだらけの答案になっていたんです 。この答案用紙を見るだけでも異常な精神 状態であることが分かる。勘のいい教師 だったらその異変に気づいてもおかしく ない。アニメではここまでの細かい補足が されていたんです。このテストの点数が きっかけで家の空気はとんでもなく重く なる。そしてアニメはまたえぐいことを する。あず君のお母さん目線で、あず君へ と近づいていき、その成り響く心臓の音 からは現場の緊張感を感じました。そこで 照明が照らされた時、パンケーキを目の前 に出されるんです。それはもう美味しそう な美味しそうなキラキラ輝いたパンケーキ で今までで1番美味しそうに見えた。食べ ていいよ。この一言が優しかった。君も 色々大変なんでしょ?そのパンケーキの先 にはお母さんの笑顔が見えた。自分のこと を理解してくれたんだって。分かってくれ たんだって。あ君の中で希望が溢れていく 。でもそれはまるで夢の世界のように見せ られていました。そしてその見てきた世界 が本当に夢だったんじゃないか。そう思わ せるかのようにお母さんは言葉を残したの です。君はもういいから。その悲劇は まるでドラマのように照明が当てられた中 で進んでいき、その照明に移るパンケーキ 。お母さんとの距離はどんどん離れていき 、その照明が生み出した眼鏡に移る お母さんの影はどこかへ行ってしまうの です。そんな、あ君の目の前に残されたの はまずそうなパンケーキだけだった。この 演出がマジでエグすぎる。これは漫画にも ある見せ方なんですが、アニメではより ドラマチックに悲劇のヒロインのように 見せられていて、もしこれが現実の世界で あってもこんなパンケーキに味はしないと 思う。そして、あ君はその後オートする ことになるんですが、わざわざ公園の トイレで履いてるんですよね。その姿を 見るだけで家に居場所がなくなったんだ なって誰が見ても分かると思うんですが、 これって本当にひどいと思う。厳しいのは 全然いいと思うけど、あ君のお母さんが やってることってただの無視なんですよね 。精神的な虐待なんですよ。この作品に出 てくるお母さんってひどく描かれてる部分 はあるんですが、このお母さんからは全く 愛を感じないんですよね。あま君はこれで 本当に救いがなくなった。お母さんに認め られること、それが頑張る理由になってい たのにあまりにもショックな出来事で何も 見えなくなっちゃうんです。アニメでは このアズマ君の絶望がまししましになって いて正直見てられないレベルでかわいそう と思ってしまった。でも、あ君にはまだ 静かちゃんがいたんです。大丈夫。この 一言だけでいい。ただそばにいてくれる だけでいい。今のあず君にとってはしか ちゃんだけが心の救いになっていたんです 。しかし本当の地獄はここからです。静か は警察に目をつけられていて警察署に行か ないといけない。それだとチャッピーの とこに行けない。あ君はそれを聞いて無 責任な言葉を返すんです。大丈夫。何でも 言って僕が全部解決して見せるよ。どんな ことをしててもくさんを助ける。このあま 君の意思を聞いてしちゃんは嬉しくなって しまう。だからしかちゃんは言うんです。 ありがとう。じゃあさ、これもって自主し てくれないかな?何でも言ってそんな言葉 をかけたのは、あま君です。最初に遺体を 見た時、自信を進めたのは、あま君です。 他人に罪をなすりつけること。それを教え たのも、あ君です。どんなことをしてでも くさんを助けると覚悟を見せたのは、あ君 です。人の言葉には責任が生じる。しか ちゃん自身は本気で嬉しくて言っている だけなんだと思う。だからこそ誰も止め られない。静かからはもう逃げられない。 この地獄のようなタイミングで漫画の エピソードが切り替わるんですが、その サブタイトルは大丈夫。この話が連載され た当時何も大丈夫じゃないとそんな コメントで溢れたエピソードです。そんな んじゃ100点取れないよ。そういったの はあま君。そんな真面目な弟の姿を見て兄 を超えるのではないかとお母さんは期待し ていました。でもあま君は95点を取った 。90点を超える点数にクラスでは賞賛の 嵐。でもあま君には全く響かない。家に 天才がいるから学校で1位でも町で2位で も家では最下位だった。後に描かれる階層 の中でこんなセリフがありました。その メガネもブランドも。これはクラスメイト の言葉です。そこであま君の服装をよく 見ると過去の順夜と同じ服装をしていたん です。あま君が着ていたものは全部順夜の お下がりだった。同じもの着ててお母さん はそう言っていましたがただ使わなくなっ ただけのものであま君のためにプレゼント してくれたのは眼ガネだけだったんですよ ね。でもその眼ガネですらただ使わなかっ ただけのもので他人用の眼ガネほどいら ないものはない。でもあず君にとっては この眼ガネだけが兄とは違うものだったん ですよね。ちゃんと自分を見てくれる、 お母さんが期待をしてくれる。そんな特別 な意味を持つものだからこそ眼鏡をかけて いる時だけは真面目で堅実な子供を演じ 続けていたんです。頼られる存在になれる と信じてそれがあず君の思う理想の息子 でした。だからこそ順夜がくれた時 チャンスだと思ってしまったんですよね。 でもあ君は現実を知るんです。それは長所 だった。このLINEのアイコン、あ君 からするとマジできついと思う。自分は家 で真面目に勉強して学校でもずっと勉強し てるのに、こいつは外で遊んでゲームして なんでこんなに差があるんだってどんどん 苦しくなっていく。お母さんは順夜しか見 てくれない。そしてアニメでは純夜の回層 も追加されていました。糸助きをする姿 だったり、青春の1ページが何枚も追加さ れていて運動神経ですら翼抜けてることも 判明したんです。純夜は完璧すぎたんです よね。お母さんは同じようにしてきた つもりかもしれないけど、そんな兄と ずっと比較されてプレッシャーを与え続け られ、余裕がなくなった状態で勉強なんて うまく進むわけがない。兄貴の時とは全く 環境が違うんです。あ君は天才ではないか もしれない。でも別にバカじゃない。 テストの点数だって高いし、いろんな アイデアを持ってるし、小説の知識だって ある。堂々と誇りを持って生きればいい。 でも、あ君は思ってしまうんです。僕は ただ真面目なだけ。真面目でバカ。そんな あず君の眼鏡に移っていたのは純夜と お母さんの姿でした。あ君は理解したん です。お母さんにとっての理想の息子。 純夜のようにはなれないことを純夜と誰 よりも比較していたのはあま君自身だった んです。しかしその眼鏡ネに最後に移った もの。それはしかちゃんでした。あ君は お母さんと静かを重ねて見ていたんです。 ここで物語の回収が始まる。静かに1目で 惚れて静かがいじめられていることを知っ て完璧を求めるお母さんの言葉を思い出し 、純夜ならきっとそう思い助けようとする んですが、学校ではうまくいかず外まで ついていくようになり、あ君はなぜあんな にもタイミングよくあの現場に現れたのか 。その理由が判明するんです。あず君は しかちゃんのストーカーになってしまった んです。こんな、あ君の様子は漫画では2 個しか描かれていなかったんですが、 アニメではこの、ああ君の日々が繰り返し 繰り返し描かれていて、何度も後をつけて いたことが分かります。その度に食べられ なかったパンケーキが増えていく。そんな 演出がされていました。あ君はできる自分 になれると信じて弱い立場のしかちゃんに 執着していたんですよね。お母さんに期待 してほしい。静かに期待してほしい。その 思いで静かを追い続けた結果、あ君は やっと期待されたんです。それがあの日の 出来事だった。だって僕はこんなにも期待 されてる。くさんには僕しかいない。その 思いが罪の意識を遠ざける。これでいいん だっぴよね。その言葉はあずま君の耳には 入ってこない。だってお母さんに認めて もらいたいからお母さんみたいに人を 助けるお仕事に、あずま君はお母さんに 憧れていたんです。そんなあず君の思う 理想の未来では人の命を救うはずだったの に人殺しの手伝いをする今になっていた。 あ君はこの時から強く後悔していたのかも しれない。綺麗だった手は血だらけになり 、食べたかったパンケーキは血だらけの カメラになった。それは確かに、あ君の 求めていたものだった。期待される自分の 姿はまさにここにあったのです。そして アニメではこの時森の中を彷徨うあ君の姿 が描かれていました。人は時に自分を 見失うことがある。それは他人の意見 ばかりを気にして自分の本当の心を消して しまうから、あ君は自分を見失ったことで 本当に求めているものが何か分からなく なっていたんです。だから何を言われても 自主してと言われてもしかちゃんが自分の 心を救ってくれる限り間違ってないと信じ てしまう。これってもう宗教と一緒なん ですよね。大丈夫大丈夫だよ。この静かの 優しい声を聞いた時、いろんなことを思い ました。あ君はしかちゃんに恋をしていた わけではない。ただ愛されたかった。本来 人間には100%の愛しかない。僕はそう 考えています。でもあず君のお母さんの愛 は純夜に全て持っていかれたんです。だ から嬉しかった。優しく声をかけてくれた ことが、ほっぺにキスをしてくれたことが 、ギュっと抱きしめてくれたことが、あま 君にとってしかちゃんは自分を自分として 見てくれるお母さんのような存在だったん です。静かはみんなのお母さんなんです。 そんなしかちゃんには罪の意識なんてあり ません。どんな罪を犯かそうと、その罪 からは逃れられる。まるで神に恵まれて いるかのように。そんな静かのことを信じ 、あ君は自主をすると決意した。人は人を 信じることで救われる。ただ猛進しては いけない。本当に信じるべき存在を見失っ てはいけないのです。そしてあの男は 動き出す。ここでまたエピソードが 切り替わるんですが、あ君の救済。これは 原作屈の神です。このエピソードを連載で 見た時の1ページ目の衝撃。これはマジで やばかった。開いた瞬間終わったって思っ た。あの続々感だけは連載でしか味わえ ないと思う。ただアニメもすごい良かった です。このシーンもまたホラーのように 描かれていたんですが、今度は純夜の 近づく足がどんどん早くなっていき、暗闇 から大きな手が伸びてくるという。あ君 視点の恐怖が演出されていて、あ君の肩が 上がってる姿も相って、純夜が近づいて くるだけでどれほど怖かったのかが伝わっ てくる。でも順夜は優しかった。あ君が 思い詰めてることに気づき、何でも聞く からと優しい言葉をかけてくれたんです。 実はジュ夜と、あ君ってすごい似てるん ですよね。何でも言ってよ。これは、あ君 が静かに言った言葉です。でも静かは言っ ていました。どうせ変わらない。その言葉 と重なるように、あ君は言うんです。お前 には分からないよ。どんな優秀な人間 だろうと、どんな天才だろうと、どんな 優しい人間だろうと。人の気持ちなんて 分からない。人が何を思っているのか なんて言葉にしないと分からないんです。 じゃあ人の気持ちを知るためには何が必要 なのか、それはお話です。あ君はここで 初めて自分の思いを兄貴に告げるんです。 アニメではその思いを表現するかのように 暗闇の中で1人だったあま君と数多くの人 に囲まれライトを浴びる純夜の姿が描かれ ていました。あ君にとっての悪夢は純夜が 完璧すぎたこと。全部そこから始まってい たんです。でも順夜はそれを知らなかった 。あの完璧な順夜ですらその気持ちに 気づけない。でもあ君はその思いを言葉に した。だからその言葉を聞いた時、純夜は 全部受け止めて自分の全てをぶつけるよう に自分の思いをぶつけるんです。ここの アニメの演出がすごい良かった。ジュ夜が 持っている光の全てが合体してその全てが 注がれた左手であ君の頭を支えるんです。 あ君に光を届けるように。純夜があ君の 気持ちを知らなかったのと同じで、あ君も 純夜の気持ちを知らなかったんですよね。 ここでアニメは神回層を入れてくる。あ君 が忘れていた2人の思い出が流れるんです 。純夜はずっと見てくれていました。あ葉 君が疲れていた時も、あ葉君が見ていない 時も兄貴はずっと見守ってくれていたん です。あ葉君が生まれた時からずっとそれ が本人に伝わってなかった。だからここで 伝えるんです。できないことはできないっ て言っていいんだよ。直、これまで作中で あ君と呼ばれ続けた名もなき少年の名前が ここで初めて明かされるんです。アニメで はテスト用の中で直樹という名前は公開さ れていましたが漫画ではそこも隠されてい ました。そしてこの準の届けた言葉は光と なってあ君の瞳に宿り真っ黒だった瞳が 輝きを取り戻していくんです。そこで 暗かった空が明るくなり、直き自身にも光 が当たっていく。光を浴びた金分のように 最初に映されたカナ分の正体それは直き だったんです。何でもできるやつなんてい ないんだよ。この言葉にはすごい愛を感じ ました。自分が完璧に見えたことでここ まで追い詰めてしまったのかと。それを ちゃんと理解した上で自分の欠点を話すん ですよね。モンハンが下手くらいしか欠点 がない。これを客観的に見ればいや完璧や んってなるけど直きにはそれが聞いたん ですよね。だって直きはゲームが好きだ から。そしてそれはお母さんも同じなん です。ずっと作ってくれていたパンケーキ 。あま君は食べられないからこそ美味しい ものだと思い込んでいた。でもそれは幻想 だった。兄貴は教えてくれたんです。昔は まずかったと。テストを完璧にこなしても 完璧なパンケーキを食べられるわけでは ない。あのパンケーキは母親の幻想だと お母さんも完璧じゃなかったとあ君は知る ことになる。そこで順夜は言いました。だ から努力の人なんだって。お母さんが本当 に努力の人間なのか?それは実際には 分からない。必要以上に完璧に固執してる ところを見ると完璧ではないことで何か 苦労があったのかもしれない。だからこそ 同族嫌悪的な感じで直きを心から愛せ なかったのかもしれない。でも真実は どっちでもいいんです。よく似てるよ。 お前とあま君にとってこの言葉は救いに なる。完璧じゃなくていいんだって。そう 思うことができたから失敗してもいいん だって。完璧に囚われる必要がなくなった から。このジ夜の言葉が心に響いたことで 、あ君は本心を話すんです。もちろんあの メガネを外して。そしてこの本音を ぶち負けたタイミングでずっと玄関にいた あ君が何かのLINEを踏み越えるように 家の中へ1歩ずつ踏み込んでいく。自分は この家族の一員なんだと自分で自分を 認めるように本当に信じるべき存在。それ は自分自身だったんです。そしてその LINEを踏み越えた瞬間、あ君は光を 浴びていき、事件のことを話そうと涙を 流しながら決意する。あのカメラを強く 抱きしめながら。そしてここで初めて家族 である準夜のことをお兄ちゃんと呼んだの です。これがあ君の救済。そしてこの日を きっかけに事件の噂が流れることになるん ですが本気であず君を疑うものは誰もい なかったんです。君はただ真面目なだけ。 そう言っていました。でも真面目な人間に は武器がある。それは人の信用です。これ はあず君が積み重ねてきた真めであること に意味が生まれた瞬間であり、普段から 努力をしてきたからこそあず君は報われた のです。あの時指輪を盗んでいたらこの 未来も変わっていたかもしれない。人の 幸せを奪っても幸せは手に入らないこと。 あ君はそれを証明したのです。そして残さ れた2人は重く暗い空気に包まれていまし た。そこにあずマ君はもういない。 タコピーはもう本当のことを話そうと静か に伝えようとするんですが、静かの心は 揺がない。何言ってんの?今日から夏休み だよ。静かキングダムは2人になっても 続いていたのです。そしてしかちゃんは とびっきりの笑顔で言うんです。だから 行こう。東京チャッピーが生きていると 信じて。 大王の光が部屋に差し込み早朝に目が 覚める。それは希望に満ち溢れた1日の 始まりだった。この第5話の冒頭で描かれ た静かたちが東京へ向かうシーン。これ実 はほぼ全て兄折りです。漫画ではたった1 ページ、たった3個まで表現されていたん ですが、アニメではオープニングをフルに 使って盛大なマ振りを導入していたんです 。そのテーマは希望。隣にはお母さんが 眠っていて、そっと目覚めて家を出て ワクワクした気持ちで朝日に向かって 走り出す。だって今日チャッピーに会える からはっきり言って政作人は悪魔です。 この希望が絶望になるって分かっている からこそこの静かのワクワクが見ていて 辛くなる。そしてこの映像を見ていたら すごい気になるシーンが色々出てくるん ですが、この東京に行く計画はあま君が 1人で考えてくれていました。あま君は 貯金を全部使ってでも静かが東京に行ける ように全てを尽くそうとしてくれた。でも あ君はもう隣にいない。子供だけでは船に すら乗れない。そこで静かちゃんが使った もの。それが毒だみです。姿を隠して船に 乗って透明の姿のまま鳥を触るシーンも 描かれていたんですが漫画の鳥が震えてい た理由にここでやっと気づきました。大体 の知れない何かに触られる感覚。鳥目線で 見ると不気味なんです。それから新幹線に 乗ってお土産を盗んでバスも勝手に乗って ハッピー道具を悪用しまくるんです。 チャッピーに会えると信じてその思いを 強調するかのようにこの兄折りの1番最後 は犬と過ごす幸せそうな家族を見て羨まし そうに眺める静かの姿が描かれていました 。それでも静かは笑顔で走り出す。もう すぐチャッピーに会えるから、この静かの チャッピーへの思い、静かの希望がすごい 伝わってくる最高の兄りでした。そして 2人はついにお父さんの家の前に到着する んですが、静かは家に近づくごとに どんどんワクワクしていく。チャッピーに 会えることはもちろんお父さんに会える ことも楽しみにしていました。しかしこの インターホンを押した瞬間からその希望は どんどん失われていく。目の前に現れたの は知らない子供を抱き抱えるお父さんの姿 でした。そのまた後ろからもう1人の子供 が現れて静かの目の前に広がっていたのは 幸せそうな家族の景色。でもお父さんは 一目見て名前が分かるくらいには静かの ことを覚えてくれていて犬の鳴き声も 聞こえてくる。でも静かの瞳に移ったのは 全く別の犬だったんです。そこで1人の 子供が言いました。お父さん、この子誰? なんでお父さんのことお父さんって呼ぶの ?そこで長い間が生まれるんですが、 お父さんが下を見た瞬間、そのお父さんの 視点を示すようにボロボロの靴が強調され 、静かのボロボロの姿が隅々まで移されて いくんです。そこでお父さんが言った言葉 に嫌悪感と鳥肌が止まらない。よくわから ないな。たえ離婚していたとしても実の 子供に向かって言う言葉ではない。突然 やってきたとしても何かあったんじゃない かって心配するのが普通だと思う。この お父さんのひどい言葉によって静かの希望 は雷のように一瞬で崩壊していくんですが 、アニメではこの時毒が強調されていまし た。毒の花言葉の1つに野生というものが ある。君はもう僕の子供じゃないんだと。 どこかで自然に育った子なんだと。理不尽 な意味を持つ言葉でお父さんは静かを拒絶 したんです。このショックな出来事によっ て静かの心は完全に壊れてしまう。 チャッピーに会えなかった絶望。大好き だったお父さんに見捨てられたショック。 静かも分かっているはずなんです。もう チャッピーには会えないことを。ここまで は本気で信じていたとしてもここで分かっ たはずなんです。でもそれを受け入れたく ない自分がいる。あの子供たちが チャッピーを食べちゃったのかも。 タコピーが落ちてるセミを食べていたとし ても人間が犬を食べるわけがないって静か も分かってるはずなんです。でも静かには チャッピーしかいない。チャッピーが生き てる。チャッピーに会える。それがあった から頑張れた。でも会えないことをここで 受け入れてしまったら生きる理由を失って しまう。だから静かは無意識的に自分を 壊してしまったんです。チャッピーは生き ていると信じるためにこの防衛本能が 生み出したのがブラック静かなんです。 ここからの静かちゃんはタコピーに強く 当たるようになってしまうんですよね。 むちゃくちゃな発言しかしないし、乱暴な 行動ばかりを取ってしまう。それでも タコピーは必死にしかちゃんの手を握って しかちゃんのことを守りたい思いで優しい 言葉をかけてくれていたんですが僕はただ 君に笑ってほしい。その言葉を伝えようと した時静かの目からハイライトがなくなり その真っ黒な目を見てタコピーは全てを 思い出したのです。自分の犯した現在を、 それは今から6年後、タコピーの過去で あり、現代の未来の話。タコピーは静かと 出会う前、先に出会っていたんです。高校 生のマリナに。そしてこのエピソードが 切り替わったタイミングであのサブ タイトルを出してくる。2022年の君へ 。今までこういう演出がなかったからこそ このメッセージに鳥肌を隠せない。そして このエピソードはしかちゃんがタコピーに パンをあげた時のようにマリナがタコピー におにぎりをあげるとこから始まるんです 。こんなマリナが通っていた学校、それは セイクリスティーナ女子学園。 クリスティーナはキリスト教を意味します 。そしてこの世界のマリナには左方に傷が 残っていました。イエスキリストの言葉で こういうものがある。右の頬法を打たれ たら左の頬も向けなさい。これは暴力や 侮辱に対して視界をするのではなく 受け入れるという精神復讐心を抱くのでは なく相手に愛を持って接することが大事な んだというイエスキリストの教えです。 マリナはその教えを守るようにお母さんに どんな暴力をされても仕返しをすることは なかったんです。それはお母さんを愛して いたから。しかしこの世界でもマリナは 暴力的な人間に育っていました。その悪表 は学校でも広まっていた。でもただの暴力 人間ではないんです。これはアニメで追加 された何気ないシーンなんですが、マリナ がタコっぽい喋ると検索した時に過去の 絵文字に興味を持ってニヤっとするんです よね。マリナって普通の女の子なんです。 これってどうでもいいように見えてすごい 大事なことなんですよね。そしてこの世界 でもタコピーはおにぎりのお礼でハッピー 道具を使おうとするんですが、静かの時と 同じように全く興味を示さないんです。 そして高校生になった今も家庭環境は最悪 でした。マリナの母の精神状態が6年前 より悪化していたんです。スマホの明り だけが部屋を照らし、昆布茶がなくなる だけでガラスを目元に突き出してくる。 こういう昆部茶とかタッセルとかもそうな んですが、普段あんまり見かけないものに はまったり依存したりしてる姿はまさに 精神が弱い人の特徴を捉えていて、マリナ のお父さんにも被害妄想がひどいと言われ ていましたが、本当にその通り被害妄想で 勝手に発狂して狂ったように起こり出して 子供にまで手を出してしまう。そして本当 に恐ろしいのはマリナが小さい頃からこの 日々がずっと続いてることで、この顔の傷 はマリナが母を小さい頃に怒らせてできた 傷だったんですよね。だからお母さんの 言葉には逆らえない。ガラスも怖くなって しまった。すごい言いを演じていたんです よね。それを知ってしまうとマリナに化け たタコピーの剣を何も援護できなくなって しまう。そしてマリナには夢がありました 。幸せなお母さんになりたい。幸せな子供 を産んで幸せに育ててそしたらきっとママ だって。このマリナの言葉には愛と皮肉が 混じっています。ママが嫌いなわけでは ない。むしろママを愛していました。でも その大好きだったママがこんな状態になっ てしまったからこそ自分が幸せになって ママの幸せを取り戻したい。今のママ みたいにはなりたくない。そんな2つの 意味が混じった。簡単には理解できない。 人間でも読み取るのが難しい言葉なんです 。しかしこの言葉を聞いた時、タコピーが 確信をついた言葉を投げるんです。 真ねっこしてたんだっぴか。マリナちゃん が僕をいつも強く触るのはママの真ねっこ してたんだっぴよね。何も分かってない からこそドストレートに突きつける。この タコピーの言葉には悪意がない。マナ ちゃんもきっといいお母さんになれる。 これを人間が言っていればただの皮肉で しかない。皮肉を皮肉で返してるんです。 そしてこの時アニメではスカートの袖を 強く握るマリナの姿が映されていました。 タコピーの言葉が確信をついてるからこそ 心にぐさっと刺さるんです。自分が間違っ た方向に進んでいることをマリナはここで 初めて自覚することになるんです。 もちろんタコピーはそんなことを知るはず もなくママになるお手伝いをするために 一緒にパパを探しに行くという むちゃくちゃな行動に走るんですが、 まさかのあズマ君と再開して付き合うこと になるという奇跡のような展開。もちろん ここで出会ったのはあの頃のあ君です。俺 は作中で描かれてないんで、ほとんど想像 の話にはなりますが、この2人が小学校の 時にまともに話したことってないと思うん ですよね。だからここで再開した時に、あ 、マリナって意外と弱いんだって。あずま 君に刺さったのかもしれないし、あま君は 将来の話もしてたし、パンケーキの話もし てたんで、ただ話を聞いてくれたことが 純粋に嬉しかったのかもしれない。もしか したら傷跡に引かれたのかもしれないし、 求めてくれる人ならマジで誰でもいいのか もしれない。この2人が付き合う家庭を あえて見せないことでこういう想像が 広がっていくのもまた面白いんですが ストーリー的にもその家庭って別に必要 ないんですよね。あ君と付き合ったことで まるで人が変わったかのようにお母さんの 心が安定していく。小さな幸せが幸せを 呼びまたその幸せが幸せを生み出す。 あずま君と付き合ったことで生まれたこの 心境の変化が大事なんです。幸せな お母さんになりたい。そしたらきっとママ だってマリナが言っていた言葉の意味が ここで少しだけ分かってくる。精神が安定 してる時のお母さんはすごい優しい お母さんなんです。ただお母さんとの関係 が良くなっても両親の関係が回復するわけ ではなく、お母さんが食事会の話をした時 マリナは頂底に応じるように言ってほしい というお父さんからのメールを思い出すん ですが、2人の痛ばサめになっている マリナの気持ちを表すようにそっと目を そらす仕草がアニメで追加されていました 。このように劇的に変わったわけではない 。そして学校でタコピーと話していた時に も客観的に見ると独り言にしか見えないん で独り言を馬カにするような生徒の声が 追加されていたんですが小学校の時から今 も含めてずっと1人ぼっちだったという このマリナの寂しい気持ちがより伝わって きました。心から語り合える友達がずっと いなかったんです。だからこそママと 楽しく話せたことが嬉しくてあま君と再開 できたことに幸せを感じられてタコッピー に感謝の気持ちが芽えてくるんですよね。 だからマリナは伝えるんです。静かの時と 同じように。最近はちょっと悪くないよ。 ここまでの話を見ていくとマリナと静かが すごい似てることが分かってくる。同じ ように生き物が好きで、だからタコピーに 興味を持って生き方も感じ方も考え方も 全部似てるんです。そしてその結末も幸せ は長くは続かないのです。静かの時と同じ ように、あず君とマリナ、この2人の距離 感は絶妙で手が繋げそうでつげない。この 恋という感覚にマリナはドキドキしてい ました。マリナってすごい純粋なんです。 しかしその手を触れてしまった時、この 幸せの邪魔をするかのようにあの天校性が 現れてしまう。それがく静か。この世界の 静かは生きていたんです。自殺未水になっ ていたんですよね。つまりタコピーがい なければ静かは死んでいなかったという ことです。ただこれが静かにとっていい 未来とは言いません。その心はすでに壊れ てしまっているからあの時助けられなかっ た女の子それがく静か。誰にも救われ なかった少女と誰かに頼られたい少年が すれ違う。これはまさに運命的で奇跡なん です。そしてここからの話は漫画の第13 話タコピーの現在この作品のタイトル回収 会です。くさんには僕しかいないんだ。 このあま君との最後の会話が地獄の始まり を告げるように恐怖を煽る音楽が流れ始め その音楽が途切れることなくママの話に 切り替わるんです。部屋は綺麗になって 料理もするようになって見た目も清潔感が 増してきた。この幸せの流れを止めるわけ にはいかない。でもマリナは振られて しまった。目の前に幸せがあるからこそ その幸せを失うのが怖くてお母さんの笑顔 を見るだけですごい恐怖を感じるんです。 そしてここからのシーンについてなんです がとんでもない法則がされています。これ 本当にすごかったです。まず漫画がすごい 優秀なんです。静かとあ君が幸せになって いけば行くほどマリナがどんどん不幸に なっていく。そんな退避がたった1ページ で描かれていたんですがその家庭を見せた 上で1ページのフル画面で結末を見せると いうすごいインパクトのある業縮された2 ページだったんです。この漫画の見せ方を 最高にリスペクトした上でアニメはそれを 全部広げてしまう。漫画の良さを最大限 まで引き出すというこれ以上ない正解を 叩き出していたんです。ではここからは そのシーンに触れていきます。まず状況を 理解していないタコピーは普通にあま君を 呼びに行くんですが、そんなタコピーが見 たのは夕やけの中公園で話していた2人。 あ君は毎度のごとくしかちゃんに惚れて いく。そんな2人の会話と同時進行で マリナの話も進んでいくんですが次はいつ 来れるの?そんな質問をされた時マリナは 答えられない。ここで真実を伝えてしまえ ば何が起きるかを分かっているから。だ から言えないでも言わないといけない。 言わなければ時間は過ぎていきママの声の トンが下がっていくんです。まりちゃん、 そのただの故障に脅迫されるかのように マリナは口を開くんですが、大丈夫だよと 伝えるために最初は笑顔で話そうとするん です。幸せな自分を見せることで心が救わ れるかもしれない。でもそうはいかなかっ た。振られたことへのショック。ママが 変わってしまうことへの恐怖。その2つの 感情がマリナを襲うように涙が溢れて しまい、ごめんなさいという声だけが綺麗 な部屋の中で響き渡ったのです。そこで また2人の進展が描かれ、また次には マリナの話が進み、その2つの視点が交互 に描かれていく。そしてあれ狂った部屋の 中でお母さんはこう言った。またその傷の せい。マリナの不幸イコール自分のせい。 幸せなお母さんになりたい。あの言葉の 本当の意味がここでやっと理解できる。 このお母さんの暴走はいつも被害妄想から 始まっていたんです。でも自分のせいと 考えて自分のせいにされたと思ってしまう 。母親失格よね。この被害妄想が自己 嫌悪王を招き自己嫌悪王がまた被害妄想を 強め、この負のスパイラルが止まらなく なってしまい、たった1つの小さな きっかけで簡単に壊れてしまうんです。 そのストレスを表すように髪の毛が ごっそりと抜けていく。この描写には ゾっとしました。そしてマリナはここで 伝えるんです。なお君、他に好きな人が この絶望が確定した直前でまたあま君視点 に切り替わるんですが、この静かの手の 触り方。マリナは手に触れるのに緊張して 少し触れてしまった時も大丈夫か気にして いたくらい純粋な乙女心を持っていたのに しかちゃんには何の抵抗もない。あ君を 落とす兵器と言えるくらい全ての言動が ぶち刺さるんです。これを見てこう思った 方多いと思います。しかちゃんは魔生の 女の子だと。でもそんな簡単な言葉だけで 片付けて言いものではないんです。あ君の ことは私が見てるよ。静かがそう言った時 、その言葉に全く感情がこもっていない ことが分かるようにその瞳からハイライト はなくなっていました。静かちゃんはただ 1人見られたかった。誰かに振り向いて 欲しかった。そんな寂しい人生を過ごして きました。そして見つけてしまったんです 。その寂しさを簡単に埋める方法を誰かに 見てもらえる方法を静かにはこれしか なかったんです。人とのまともな精方が 分からなかったんですよね。それには夜食 をしているお母さんの影響もあるかもしれ ない。でもそれが結果的に幸せにつがるの であればまともじゃないとは決して言え ない。そしてこの2人の幸せが近づいて いくごとにマリナに絶望が迫っていく。 ママのことバカにしてるんでしょ。 お母さんの被害妄想が止まらない。そして この荒げた声をバックにして2人の幸せを 映像で見せつけ、その幸せが絶調に達した 時、マリナに絶望が訪れるんです。まるで その幸せを奪われたかのように、そこで タコピーが見たもの。それがあの黒い瞳 だったんです。そしてここまで漫画の2 ページが3分に渡って描かれたわけですが 、実はこの大比が描かれる直前、そして この結末の最後にえげつない演出がされて いたんです。お母さんがウキウキした気分 でご馳を作ったと話していた時、お母さん はその手を洗い水道の流れを止めてしまい ました。そこには表面長力で1粒の水滴が 残されていました。これはまだ幸せだった 頃の話。しかしその水道の流れがその幸せ の流れを止めるように不幸と幸せの退避が 始まり、マリナのごめんなさいが綺麗な 部屋の中で響き渡った時、そのしずは 垂れ落ちていく。そして荒れた部屋の中で 最後にマリナが涙を流した時、そのしずく と涙が重なり、画面が真っ黒になっていく んです。幸せの終わりを告げるようにこの 流れを止めた超本人がマリナのお母さんな んです。そしてアニメではタコピーが静か の元からマリナの元に向かうシーンも追加 されていたんですが、タコピーが帰った時 にはもうお母さんは死んでいた。マリナが 自分の身を守るためにお母さんを殺して しまったのか、それとも自ら死を選んだの か。その死因はっきり明かされていない。 そしてこの時マリナは言っていました。商 の時ちゃんと殺さなきゃだったく静かを。 そうすればパパも、あま君もマリナは静か を自殺に追い込んで本気で殺そうとしてい ました。それを知ってしまうとこれが報い にも見えてしまう。すごい信辣なことを 言うけどマリナがお母さんに似てしまった のは暴力だけではないんですよね。思考も お母さんに似てしまったんです。この マリナが生きた世界戦では静かはマジで何 も悪いことしてない。いじめられて自殺ミ して、それでも頑張って生きてきて、あ君 と恋をして普通の人生を送ろうとしている だけなのに、まるで自分が被害者家のよう に無関係の静かに対して復讐心を抱いて しまったんです。まともな思考ができなく なった人間は悪の根源とは無関係の人間に 攻撃してしまう。でもお母さんにここまで されてまともな思考ができるはずもない。 そして何よりもマリナはお母さんを愛して いた。1人にしないで自分の目の前で死ん だ母親に向かって言っているんです。 こんなお母さんでもたった1人のお母さん だから子供は親を選べない。マリナはこう 見えてまともな環境で育っていれば純粋な 子に育っていたかもしれない。心さえ壊れ ていなければ。そしてここからの話は超 重要です。お母さんを失ったことで絶望 するマリナに対してタコピーが声をかけて くるんですが、そのタコピーがいる場所に 光が差し込んでいたんです。そしてこの時 マリナの瞳はまだ死んでいなかった。そこ でマリナは言うんです。こんなことなら 名前くらいつけとけばよかった。マリナは こんな状況でも自分に声をかけてくれる タコピーに小さな希望を抱いていたんです 。ねえ、そう言ってマリナが手を伸ばした 時、タコピーに救いを求めた時、タコピー は重大なミスを犯してしまう。分かったっ ぴ、殺せばいいんだっぴーね。タコピーは その涙の意味を最後に伸ばした手の意味を 考えることなく、どこか遠くへ行って しまったのです。絶望の中で小さな希望を 見い出したマリナを1人置いたまま。 そして残されたマリナは最後につくんです 。やっぱ名前くらいつけてやればよかった 。タコピーとか。これが最後の言葉だった 。ではタコピーの現在とは一体何だったの か。ついにその意味が明かされます。ここ からはハッピー性の世界が今までとはまた 違った雰囲気で再現されていて、ハッピー のハッピーな会話も追加されていたんです が、この平和な世界の中でタコピーはママ に伝えるんです。この大ハッピー度時計を 使う理由を。そしてタコピーが話し出す時 だからママという言葉から始まっていたん でこの地球で何があったのか結論に たどり着くまでの家庭をちゃんと話した上 でその目的を伝えているとは思っているん ですがタコピーはその最後に言うんです。 く静かを殺すっぴ。このタコピーの問題 発言に周りのハッピー星人はざつきだし このハッピー星人たちの反応を見れば タコピーが星に帰れない理由がはっきり 分かります。タコピーは善悪を死に殺すと いう言葉を知ってしまった。これを他の ハッピーに聞かせるわけにはいかない。 悪影響なんですよね。ここでママは懸命な 判断を下すんです。それがあなたの答えと いうのなら、あなたの全ての記憶を消して 生まれたママのハッピー状態にしましょう 。そしてこの時のママの発言にタコピーの 現在に関わってくる最も重要なセリフが 残されています。あなたは1人でここへ来 たハッピー性の最も大切な置き手を破った のです。そこにはマリナの姿が映ってい ました。最終回まで見た方であれば タコピーが犯した現在の意味はもう分かる はず。静かを殺そうとしたことがタコピー の犯した罪ではない。タコピーはこの地球 に来た時からお話を大事にしようと何度も 口にしていました。タコピーと喧嘩した ママもお話をすることにこだわっていまし た。お話しして教えてっぴと。これは ハッピー星人の本能だと思っています。で もタコピーは忘れていたんです。その1番 大事なことをタコピーはお話をしなかった 。マリナを1人置いて1人でここへ来て しまった。マリナが最後に手を伸ばした時 、タコピーに救いを求めた時、お話をして いればそばにいてあげればその未来は 変わっていたでしょう。これがタコピーの 現在です。そしてここまでは作中の話。 タコピーは大きな罪を犯したことでマリナ との記憶を消されそうになるんですが、 ママに反逆するんですよね。そんなのダメ だっ。強く触ることを覚えたタコピーだっ た。そしてこの強く触るという表現から このハッピー性には叩くとか芝くとかそう いう言葉が存在しないことが分かると思う んですが、その勢いでタコピーは勝手に大 ハッピーを使ってしまうんです。タコピー は人間と一緒に過ごし全悪の知識を身に つけ、この世界で神のような存在である ママの命令に背いたんです。これは キリスト教で使われている現在の意味とも 重なっておりで最も重い罪は神を信じない ことです。タコピーはママの言葉を信じ なかった。タコピーは自分で考えて自分 なりに行動をしてしまったのです。ここで 問いたいハッピーしか存在しない世界。 それは果たして本当にハッピーなのか。 この世界を人間の目線で見た時すごい違和 感を感じるんです。言葉を選ばずに言うと すごいつまらない世界なんです。ハッピー しかない世界にハッピーなんて存在しない んです。幸せとは一体何なのか?それを 言葉で説明するのは難しい。でも1つ 言えることがある。幸せっていろんなこと があるから感じられる。マリナと静かの 人生だって他人の目線で見た時そこには 絶望しかないかもしれない。でもそれぞれ に小さな希望は確かにありました。もし この2人がこの先の未来を生きていれば この絶望が人としての重みになる。苦しい 過去が覆えることはないし一生トラウマに 残るかもしれない。でもそれが人としての 強さになる時もある。絶対とは言えない けど苦しさがあるからこその幸せ。それが あるから人間は面白い。タコピーが静かを 殺そうとしたこと。これは絶対に間違っ てる。でもその目的は間違っていたのか。 ただマリナをハッピーにしたい。この タコピーの思いはまさに人間という生き物 、善悪を象徴しているんです。そして タコピーはその目的のために過去へ向かう ことになるんですが、マリナをハッピーに する。その記憶はどんどん消されていく。 名前は完全に忘れてしまった。でも タコピーの意思は固かった。1つだけ覚え ていたんです。誰かに笑って欲しいこと。 この思いだけは消えなかったんです。 タコピーの反逆には意味があったのかも しれない。タコピーのママだって完璧じゃ ないから。そして今全てを思い出したの です。しかちゃんのあの目を見てふ静かを 殺さなきゃ。ここはアニメもすごい怖かっ たんですが漫画のインパクトは半端なかっ た。アニメには演出があるんでいろんな 角度からこの恐怖を表現することができる んですが漫画はいきなりこれ。この衝撃に 言葉はいらないです。そしてこのタコピー の目的を実際に果たしてるのが恐ろしいし 、カプきまでに命を壊さなきゃ。この言い 方が怖すぎる。これが悪意に染まった タコピーの姿。く静かのせいでマリナ ちゃんは大事なものを失った。だから殺さ なきゃいけないんだと。く静かは悪だと 呪文のように唱え続けるんです。しかし今 のタコピーにはその時の記憶だけではなく 今の記憶も混在しています。突然記憶を 思い出して勢いでブラックタコピーになっ たわけですがふと我に変えるんです。あの 時のマリナちゃんはあの時の自分はあの時 のしかちゃんはいい部分も悪い部分もお 互い見てきたタコピ誰が悪いのか誰がいい のかその答えは誰にも分からない。ここで 初めてタコピーに迷いが生まれるんです。 あの時のあ君のように。そんなタコピーの 目に移ったのは純夜の光を受け継いだ直き の姿だった。これは善悪と戦う子供たちの 物語。 ここからが最終回の話。本当は何が 欲しかったんだっけ?そんな静かの願いの 話から始まります。大喧嘩する両親の姿を 見て静かは1人で悩まされ涙を流してい ました。でもそんな時に慰めてくれたのは いつもチャッピーだった。そんなシーンが 追加されていて、静かの寂しい気持ちだっ たり、チャッピーの存在の大きさがすごい 伝わってきたんですが、実はこの星に願う シーン漫画ではタコピーと再開した直後、 次のエピソードの始まりとして導入されて いました。しかしアニメではあえて直きと タコピーの会話が始まる直前に見せること で、これから2人の会話を聞いた時に静か が本当に欲しかったものとは一体何だった のか。そこを考えさせられる構成になって いたんです。静かの忘れてしまった願い。 これはタコピーの現在という作品に込め られた最も重要なメッセージであり、その 答えに導くエピソードこそが直きと タコピーの最後の会話直樹君の解材なん です。もう、あ君の解材とは言わせない。 タコピーの目の前に現れたのは、あ君で あって直樹君なんです。僕はもうくさんに は会えない。お前と会うのもこれで最後だ 。直きはもう覚悟を決めていました。でも タコピーはあま君の手を離さない。なんで そんなことを言うのかタコピーには分から ない。なんで離れていくのかも分からない 。僕はどうして今でもし静かちゃんに笑っ てほしいのか何も分からないんです。悪い 子だけど優しい一面もあって悪い子なのに なんでいい子なのか。しかし、あずま君は ここでこの作品の全てを表す重要な メッセージを残すんです。そりはそうだろ 。そりはいいとこも悪いとこもあるだろう 。そんなことも分からないのか。このタコ 。この一言に良さと悪さが詰まってる。 タコピーも静かにもあま君にもそれぞれ 悪いところがある。もちろんマリナだって そうです。でもそれは主役だけの話では ない。静かの両親、マリナの両親、あま君 のお母さん全員が悪人のように描かれてい ました。でも果たして本当にそうなのか。 静かのお母さんは法人主義で静かのことを 全然見てくれなかった。でもたった1人で 家族を支えていました。マリナのお母さん は精神さえ壊れなければいいお母さんに 慣れていたかもしれない。あ君のお母さん だってそのやり方は間違っていたかもしれ ない。でも医者として働きながら子供の 面倒を見てくれていました。静かの お父さんに関しては何もいいところはない 。でも子供たちには好かれていて静かにも 好かれていました。これは子供たちから見 ていいところがあるからなんです。この 作品で描かれたった一瞬の切り取りだけを 見れば全員が悪人のように見えてしまう。 だから嫌いになって当然です。でもこの 作品の見せ方が偏ってるだけで少し目線を 変えた時、その立場が変わった時、いい人 なのか悪い人なのかって答えが変わるん です。最初はマリナが悪人に見えた。でも マリナのことを知っていくたびにその見え 方は変わっていきました。後半は静かが 悪人のように描かれていました。でもそれ までのことを見てきたからこそ笑って 欲しいと思うことができた。人は生まれ ながらに善悪という知識を持っています。 でも誰が善で誰が悪だとかその答えって 分からないんです。世の善悪は必ずしも 一致しないから大事なのは善悪を決める ことではない。善悪と向き合うことなん です。そしてこれは善悪と向き合った少年 の話。3人で遊べて楽しかった。生まれて 初めてあんな学校が楽しみに思えた。それ は友達だったからだ。この言葉に嘘はない 。でも2人にはもう会えない。だから最後 にありがとうを言いに来た。どんなに悪い 人間だったとしてもその感謝に嘘はない から。そこであのカメラを返すんですが、 あず君はここでまた1つ大事なメッセージ を残すんです。助けてあげようなんて思う のが違ったんだ。あ君は静かのことを何度 も助けようとしていました。でも静かの心 には響かなかった。どうせ変わらない。 帰ってくるのはそんな言葉だけで静かが何 を求めていたのかその答えは分からなかっ た。でもあ君は知っています。人に分かっ てもらえない辛さをそんな人間が何を求め ていたのか直きは知っている。純夜がそれ を教えてくれたからこのあま君の言葉が タコピーに響くんですよね。静かちゃんは 何を求めていたのか。3人でいる時に 楽しんでいたのはタコピーだけではなかっ た。あずま君だけでもない。きっと静かも 同じなんです。そして、あずま君はそんな 言葉を残した直後、眼ガネをかけるんです が、タコピーはその変化に気づいた時、 その疑問を声に出すんです。大きくなると 目のやつ形が変わるんだっぴか。 タコッピーに必要なのはこれなんです。 タコピーは今まで勝手に自分で理解した つもりになって勝手に答えを決めつけて無 意識に人の気持ちを傷つけていました。で も分からないからこそお話をするべきなん です。純夜が最後のバイト台で買ってくれ た。その答えを知れたのはタコピーが 分かろうとしたからこの小さな積み重ねが タコピーを変えていく。そしてこの眼ガネ についても話したいことがあるんですが この眼ガネをプレゼントした純夜の気持ち を想像したい。これまで一緒に過ごしてき て弟がここまで思い悩んでることにずっと 気づけなくて気づいた時には遅すぎて もっとやれることがあったんじゃない かってめちゃくちゃ落ち込んでると思う。 でもその顔は弟にはきっと見せないんです よね。だからその分傷は深いと思う。大学 に行けそうにないこととかバイトが首に なったこととか純夜にとっては2の次で 直きをずっと悩ませてしまったことそれが 何よりも順夜の中できつかったと思う。だ からこそこの眼鏡ネには相当な思いが 詰まっていて、あ君愛されてるなって心の 底から思いました。でも直きからすると 自分が理由でバイトを首になったのにその バイトで稼いだお金で眼鏡ネを買ってくれ たこと。こんなにも思ってくれていた お兄ちゃんの人生が自分のせいで狂って しまうこと。それほど心苦しいことはない と思ってて、今まで人の幸せのために 頑張ることを否定してきたからこそ、自分 の本当の心を大事にしてこなかったから こそ自分の生き方にすごい後悔してるん ですよね。だから最後にタコピーに伝える んです。もしも次の僕に会うことあったら 言ってやってくれよ。兄貴と喧嘩でもして みろって。バイバイ。タコピー。あま君が タコピーの名前を読んだのはこれが最初で 最後だった。そしてタコピーは、あ君との 会話を通じていろんなものを得たんですが 、何度も季節が変わっていく中作中の タコピーが呟いたのはこの一言だけでした 。助けてあげようとするだけじゃきっと 違った。それほど長い時間その意味を考え 続けたんですよね。この一言を理解しよう とするだけでこんなにも時間がかかったん です。でもタコピーは悪意を知って1人 ぼっちになって人の痛みを知ったからこそ あま君が残した言葉の意味を考えることが できたんです。そしてその季節が過ぎて いく中で静かがやってしまったのであろう ニュースも話題になっていてアニメでは この記事の内容もより繊細に記入されてい ました。でも大事なのはそこじゃない。 静かはタコピーがいない間暗闇の中を ずっと彷徨っていたんです。アニメでは そんな演出がされていました。でもその 演出はそこで終わらない。まるでタコピー の存在が静かちゃんにとっての春なんじゃ ないかと思わせるかのように春が訪れる ような演出を最後に2人は再開するんです 。もちろん静かの瞳は真っ黒に染まってい ました。しかしタコピーと再開したこの 瞬間だけは静かの片めにハイライトが残さ れていたんです。まだ希望は残っていた。 ここでタコピーと静かのお話が始まるん です。保険所の人の胃の中も調べなきゃ。 静かが一体子供に何をしたのかそれが気に なって仕方ないですがこの暴走をしようと する静かをタコピーは必死で止めるんです 。そんなタコピーの言葉からは純夜の時と 同じようにキラキラしたものが出てくるん ですが静かの周りに近づいた瞬間真っ黒に 染まってしまうんです。こんなに長い間 1人で大変なの知ってるっぴ。この知った ような口をするタコピーの言葉は静かに 響かないんですよね。だってタコピーは この長い間静かと一緒にいなかったから 暗闇の中をずっと彷徨い続けた静かだけ しか知らない気持ちをタコっピーが分かる わけないんです。ここで起きた事件、それ がタコピー踏みつけ事件です。僕はここ までの解説の中で静かがお母さんのようだ と何度も強調してきました。キリスト教に おいてのお母さん、それは聖母マリアです 。聖母マリアは無限である。それを象徴 するイラストにマリア様が蛇を踏みつける というものがあります。がキリスト教に おいて罪を象徴しています。お母さんの ような静かが罪を犯したタコピーを 踏みつける。すごい似てますよね。では タコピーの現在における現在とは一体何な のか?そこを考えた上で見ていくとここ からの話がすごい面白くなるんです。ただ 1つ言っておきたいのはこれが正解では ないということ。アダムとイブを誘惑した のは蛇です。タコッピーに知識を教えたの はマリナであって静かです。静かは蛇で あってマリアであり、タコピーは蛇であっ てアダムでありイエスとも言えるんです。 だからこれは単なる表現であって、この蛇 を踏みつける姿が罪に打ち勝つ姿を表現し ていること。それだけを分かってもらえれ ばいい。ここでタコピーを踏みつけた瞬間 から静かの本音がこぼれていくんです。今 まで1人で抱えてきた不満や悩みを全て ぶち負けていくんですよね。これあず君の 時と同じなんです。そしてこのシーンは 何よりも上田レーナさんの白信の演技が もう本当にすごかったです。どんどん怒り が増していって、それが悲しさに変わって いって、今まで1人で抱えてきたものを 全て吐き出していく。そして静かが感情を 出していくごとに自然に涙が溢れていく。 でもそんな静かの姿を見てタコピーは言う んです。わかんないっぴでもこれって タコピーだから分からないわけじゃないん です。ここまで追い込まれた人間が何を するべきなのか理不尽に痛めつけられた 人間は一体どうすればいいのかこれって誰 にも分からないんです。だって静かは何も 悪いことしてなかったからでもそれが答え なんです。分からないことが分かったん です。全てを理解する必要なんてない。何 も分からなくていい。それでも一緒にいて あげればいい。どんな汚い言葉をかけ られようと、意思で殴られようと、ただ 寄り添ってあげればいい。この時の ハッピーアクションにはすごい心がギュっ となりました。タコピーはここで初めて何 も分からないことを知って何も分かってい ないのにいつも何かしようとしたこと、お 話を聞かなかったこと、分かろうとし なかったことを静かに謝るんです。助けて あげようなんて思うのが違ったんだ。この あま君の残した言葉がここで生きるんです 。純夜があ君の気持ちを分からなかった ように。あ君が純夜の気持ちを分から なかったように人の気持ちって分からない し全善に答えはないんです。だからこそ 向き合わないといけない。そしてタコピー は最後に言いました。1人にしてごめんぴ 。これが静かの求めていた願いです。 タコピーは今まで何度も何度もその チャンスを見逃してきました。でも タコピーは人の痛みを知って悪意を知って 人間を知っていってその本当の気持ちが 分からなくても辛い人が何を求めているの かそれを考えられるように変わっていった んです。それはタコピーが善悪と向き合っ てきたから。苦しい気持ちは苦しさを知る ものにしかわからない。これはタコピーが 人間を知っていく物語。そしてこの タコピーの言葉を最後に静かから怒りの 感情は消えていき、悲しさの中に少しの 嬉しさも混じるようにまた違う涙を流すん です。静かは分かっていました。パパが 戻ってこないことも、ママが自分を好き じゃないことも、チャッピーが戻らない ことも、この何ともできない感情をただ 2人で分かち合う。それぞれの涙の理由は 違うかもしれない。でもただただ一緒に涙 を流し一緒に悲しむんです。ただそばにい てあげる。これが静かに必要なことだった のかもしれない。本当に欲しかったものは こんなにも些細なものだった。静かにとっ ての1番の絶望は孤独だったのかもしれ ない。この最後の2ショットが大好きです 。そんな2人の涙を最後に満月の中で桜が 舞いちる。しずかちゃんの新しい物語が 始まるように。そしてそれからのしか ちゃんはタコピーを大事に抱えるように なって2人で過ごすようになるんですが、 アニメはここで挿入化を入れてくる。涙は なぜ溢れてくるの?探している心の声。 いつもの空の下でただただ笑い合える 優しい日々を思う。すごいシンプルな歌詞 なんです。でもこの短い歌詞の中に静か ちゃんの思いが詰まっていてシンプルで 短い歌詞だからこそストレートに心に響く んですよね。静かちゃんが求めていたのは ただただ普通の日々なんです。周りには 綺麗な桜があって一緒に涙を沸かち合う ことでその景色はいつもより明るく見えた 。2人でいろんなところを歩いた。手を ついでいろんな景色を共有した。あ君が 残してくれた500円。その大事なお金で 一緒にパンを食べた。アニメではそんな シーンも追加されていたんですが、この 優しい日々を過ごしていく中で静かは タコピーと協力して髪の毛を切っていまし た。それほど長い時間を一緒に過ごしてき た。それでもしかちゃんが笑うことは1度 もなかった。ずっと涙を流していたんです 。ここでアニメは感動の補足を入れてくる 。静かちゃんの涙がタコピーの頭に流れて くるんです。その涙は2人の運命を変え ました。タコピーは静かの腕の中で静かの 顔をじっと見つめるんです。すると涙が 溢れてきて何かを考えるかのようにその 抱きしめられた手から自ら離れていくん です。これはタコピーが覚悟を決めた瞬間 であり、タコピーの心が動いた瞬間が 兄折りで描かれていたんです。そんな タコピーの覚悟を最後に2人の最後の時間 は近づいていく。綺麗な朝日の中で2人は 海を見ていました。そこでタコピーが 語り出すんですが、それでそれでね、その 続きの話をしようとした時、タコピーは 言葉が詰まってしまうんです。すごい長い 間があったんです。これは漫画でも同じ ように無言の一言駒が挟まれていました。 タコピーは言えなかったんですよね。それ でもタコピーはその続きの話をするために わざわざ場所を変えるんです。それが2人 の1番の思い出の場所。いつもの公園の 土管の上であの写真を撮った場所で最後の お話をするんです。ハッピーカメラを使っ た場所でハッピーカメラを取り出し、 初めてしかちゃんにハッピーカメラの話を した時は最後まで聞いてもらえなかった。 でも今は聞いてくれるんです。しかしこの カメラはもう動かない。でもタコピーは 言いました。でもね。でもね静かちゃん。 そう言った時にはもうタコピーは光を まとっていました。実は思い出してたん だっ。1つだけ僕だから君にしてあげ られること。タコピーはよなよな毎日自分 なら何ができるのか考え続けたのでしょう 。そのタコピーの姿を見た時静かはすぐに 察したと思う。だから静かは焦り出すん です。でも触った時にはもうタコピーには 触れられない。今の静かに必要なことは タコピーがそばにいてあげることだった はずなのにまたタコピーは罪を犯して しまうのかタコピーは自分勝手に自分を 犠牲にして静かの元から姿を消していくの です。でも今回だけはただ罪を犯したわけ ではなかった。タコピーは知っています。 静かが何を求めていたのかを。そして タコピー自身も静かと一緒にいたい気持ち は強かった。でもそれを理解した上でその 気持ちを抑えた上でタコピーなりに考えた 上でただ静かの笑顔が見たかった。しか ちゃんに笑って欲しかった。笑える。私 笑えるから。そういった静かの顔は涙で いっぱいだった。この最後のタコピーの 決断はあの時とは違うんです。タコピーは 人間を知って人間らしいやり方でお別れを 告げたのです。僕の大切な君へ本当に 欲しいものが手に入るようにしちゃんが 本当に欲しいもの。それを考えた上で タコピーは最後の罪を犯したのです。しか ちゃんの願いを叶えるために待って タコピー。静かが最後にそう言った時、 この物語の舞台は振り出しに戻っていた。 でもこれは単なるやり直しではない。あれ なんだっけ?静かは何かを追い求めるよう にその世界の中で右手を伸ばしていたん です。あの頃の時間に戻っているのにあの 頃とは全然違う。突然消えたタコピーの 記憶。そのタコピーの文字は静かの姿で 隠されていました。もう隣にタコピーはい ない。しかしタコピーはただ姿を消した わけではない。タコピーはまだ生きている 。それをこれから証明する。そしてここで サブタイトルが出てくるんですが2016 年の君から始まり2016年の君たちへで 終わる。静かが本当に欲しかったもの。 その願いを叶えるために何かを変える必要 があったのは1人だけではなかったんです 。これは最後のタイムリープであり、 タコピーの犯した最後の現在、そして タコピーの最後のメッセージ。太陽の光が 部屋に差し込みタコピーのいない世界で 迎える朝。まるで静かが希望に満ち溢れて いたあの人と同じように静かの1日が 始まるんです。この世界にもうタコピーは いない。でもそこにはタコピーの声が 聞こえてくる。これはただのナレーション ではない。その声に反応するかのように しかちゃんは目を覚ますんです。そしてし ちゃんは学校に行くことになるんですが、 あの時と同じように今日も静かはいじめ られていました。マリナも同じように静か をいじめていました。何も変わらない日々 。そしてあの時と同じようにマリナはつく んです。今日は毒だみつけてないんだ。 この世界にタコピーはもういない。 ハッピー道具なんて存在しない。でもその 記憶は確かにここにあった。マリナがここ ではッとなった時毒の花が開く演出が入る んです。毒には花言葉がある。その1つは 自己犠牲。これはタコピーが自分を犠牲に してでも作り出した。最後のやり直し。 ただのやり直しではないんです。タコピー が記憶を消されてもその思いだけは消え なかった時のように意思の強い記憶だけは この世界に残っていたんです。そして タコピーはあま君のことも忘れていません 。あま君は最後に言っていました。兄貴と 喧嘩でもしてみろって。そのあず君の強い 意もこの世界で引き継がれており、この 世界のあ君は純夜の光を宿った左の瞳では なく右の瞳が輝いていたんです。自分の 意思を持って自分の言いたいことを言える ように変わっていたんです。もちろん眼鏡 も変わっていました。でもこれはタコピー が伝えたわけではないと思う。もし やり直せるのであれば過去の自分に伝え たいその後悔という感情があま君を書いた んです。そして今までのあ君は クラスメイトの反応をおろかにしていたん ですが自分の意思を大事にするようになっ たことでクラスの友達との関係も変わって いくんですよね。そしてあの頃のあ君は誰 かに期待されたかったからこそお母さんに 似た弱い立場の静かを見た時に助けようと いう気持ちがすごい強くなっていたんです がこの世界のあ君もそこは変わらなかった んですよね。いじめられている静かを見て 声をかけようとしていたんです。でもあ君 は友達に呼ばれた時友達の方を選ぶんです 。あの頃のあ葉君は静かに執着していまし た。でも助けようとする自分に酔い知れる 必要がなくなって自分のことを優先する ように変わったんですよね。あ君の助け たい気持ちだけは嘘じゃなかったんです。 そして静かはいつも1人だった。でもそれ はマリナも同じで2人は孤独だった。 タコピーはそれを分かっていたんです。 仲直りのチャンスがあるとあのタコピーの ずれた感覚は間違っていなかったんです。 それを証明するかのように、2人が一方的 な喧嘩をする中、マリナのボールペンの先 が輝いた時、あのタコピーのイラストが 一瞬だけ光を宿るんです。そこで幻の声が 聞こえてくる。ごめんね。その時アニメで 映されたのは白いたンぽポでした。広い タンぽぽの花言葉の意味を覚えている でしょうか?私を探して、私を見つめて、 そこでマリナの目に入ったもの。それが タコピーのイラストだったんです。これは タコピーが自分を犠牲にしてでも作り出し た。最後のやり直し。そこにはメッセージ が詰まっている。毒みにはもう1つの 花言葉がある。それは白い追欲。過ぎ去っ たことを思い出し、それを懐かしむこと。 タコピーがこの世界に残したもの。それは たったの記憶だった。でもその2人に残さ れた懐かしい記憶がお話をするきっかけに なったんです。このお話こそがタコピーが 忘れてしまっていた1番大切な約束だった 。これがタコピーの現在。作者が伝えたい メッセージは至ってシンプルなんです。お 話がハッピーをぶんだっぴ2人には まだまだ残酷な未来が待っている。1度 壊れてしまったものはそう簡単に直せない 。それでももう1人じゃない君たちが きっと大人になれるようにタコピーはこの 3人にとって大事なものを残していたの です。そしてこれはタコピーが作中で残し た本当に最後のことはありがとう。まるで そこに何かがいるかのように静かが 振り向いた時その瞳にはタコピーが映って いました。タコピーがこの瞬間まで生きて いたかのようにタコピーが手を振っていた んです。このシーンを最後にエンディング へと入っていくんですが、実はこのシーン 漫画に大きな仕掛けが残されているんです 。ここで静かが振り返った時の1番下の コマに注目して欲しい。そこには大きな 余白が残されていました。これを見て違和 感を感じた人は多いと思う。でもこれは紙 の単鉱本を見たものにしかその仕掛けの 答えが分からない作者が残した最後の トリック。この余白にはうっすらと消えて いくタコピーが映っていたんです。最後に 手を振るタコピーの姿がタコピーの最後の ナレーション。それは単なるエタめでは ない。タコピーはまだ生きていたんです。 君たちへ最後のメッセージを送っていたの です。そしてこの最後の仕掛けは漫画だけ で終わらない。この最終回が放送された時 アニメ公式からも最後に大きな仕掛きを 残していたんです。タコピーが使っていた ハッピー道具の中で本来の効果として使わ れなかったものがたった1つだけ残されて います。ハッピーカメラでタイムリープを して、お花ピンで姿を隠し、変身パレット で人に化け、思い出ボックスで悪いことを して、パタパタ翼で空を飛び、ハッピー戦 でハッピー製に帰り、大ハッピーでこの 世界にやってきました。他にも土星ウサギ のボールペンや土星犬のジオラマ、正論君 なども出てきましたが、これはそもそも何 にも使われていない。仲直りリボンだけが ハッピー道具の効果を果たすことなく悪用 されてしまったのです。ここで最終回放送 後に投稿されたこの1枚の画像を見て 欲しい、そこには最後の言葉を送る タコピーの姿が映されていました。でも そのタコピーの周りには仲直りリボンが 描かれていたんです。そしてこの最後の 画像と2つの単鉱本をつげた時、小指を 立てた静かと小指を立てたマリナが仲直り リボンで結ばれるんです。ただ1つだけ 使われなかったハッピー道具。この仲直り リボンを使えば簡単に2人は仲直りが できる。オープニングで描かれた世界では そんな2人の姿も表現されていました。 これが最も簡単にこの物語をハッピー エンドにする方法。しかしこれはこの 仲直りリボンを使って2人が仲良くなった 。そう言いたいわけではないんです。これ らは全て表現の1つであり、最後まで タコピーは仲直りリボンを使わなかった。 ハッピー道具なんて必要なかったんです。 タコピーという存在が2人の仲直りリボン となり、仲良くなるきっかけを残してくれ たのです。必要だったのはお話をする きっかけ。それだけだったんです。数年前 から仕掛けられていたこの単鉱本の表紙の 意味がここでやっと完成したんです。この 2人の家庭環境が劇的に変わることはない 。バリナの傷は消えなかった。家庭環境は 変えられない。雰囲気はハッピーエンドで もハッピーエンドとは言えなかった。でも 2人は孤独ではなくなった。苦しさを共有 する相手ができた。いじり合える関係にも なった。そして最後にエンディングが 流れる時、静かが忘れていた願い。本当に 欲しかったものがやっと手に入ったんだ よって。それを伝えるかのように綺麗な 夜空が映っていたんです。そしてこれが 最後のお話。このアニメの1番最後1枚の 桜が舞い落ちる演出がされていました。 タコピーがいたあの場所でここもいろんな 考察ができたんですがあえてここは直感で 感じたことを話したい。人生は美しくも はかない。全てがうまくいくわけではない 。この世界には善悪がある。それでも 負けじと戦ってほしい。向き合ってほしい 。最高にハッピーな物語があると信じて。 [音楽] ということで色々語っていきましたが、 ここからはおまけの話なんで適当に聞いて ください。まずこの動画を作る時、元々は 2日か3日くらいで作れるかなという感じ で気軽に動画を作り始めたんですが、いつ の間にか1ヶ月経ってました。僕が思って いた以上にすごい内容が濃かったんですよ ね。それに加えてデリケートなテーマを 扱っている作品でもあるんで、言葉選びが すごい難しかった。そういうのも色々あっ てすごい時間がかかってしまったんですが 、このおまけの話では解釈と価値観の話を しようと思います。まず僕はこの解説の中 でいろんな解釈をしてきたんですが、これ ら全てに納得したって方は僕は1人もい ないと思ってます。これは違うんじゃない かとか、この発想は面白いなとか、 いろんな意見が出てくるはずです。これを アニメではなくリアルに置き換えると 分かりやすい。例えば悩んでる人がいたと してその人の気持ちを10人が想像した時 、みんなの答えは違うはずです。なぜなら 正解が分からないから。その人が本当に何 を思ってるのかって本人しか分からないん です。アニメの解釈ってそれと一緒で答え がないんですよね。タコピーの物語で1つ 例を出すと高校生になったしちゃんが、あ 君の手を触って誘惑するシーン。僕はこの 動画の中で自分なりの解釈を話しました。 でもまた違う人が見るとこれは静かの 復讐心なんじゃないかと。マリラに復讐 するために誘惑したんじゃないかみたいな 僕とは全く違う解釈をする方もいっぱい出 てきました。むしろその解釈をする人の方 が僕は多いと思っていて、それはそれで いいと思うんです。だって実際に静かが何 を思ってその行動をしたのかなんて誰も 分からないから僕の解釈もみんなの解釈も あくまで客観的に感じたものでしかなくて この客観的な答えってみんな違って 当たり前なんです。ではなぜ同じ作品を見 ているはずなのにこんなにも違う解釈が 生まれるのかそれは見てきた景色が違う からです。その人の知識や経験次第で解釈 って全く違うものになるんです。もっと シンプルに言ってしまえば価値観が違う からです。例えば僕の場合、いろんな漫画 を見た経験があります。実は動画の中で 話している解釈は漫画の知識から生まれた ものなんですよね。ただ人に見られたい。 そんな静かちゃんの気持ちを軸にして考え た時、僕の中でとある漫画と重なったん です。それが動画でも1度紹介したミー ちゃんと山田さんという漫画なんですが、 その作品に出てくる人物の中にずっと まともに人に相手されなかった寂しい少女 がいました。でもその子は強制的に体を 打った時初めて人に優しくされるんですよ ね。愛を感じてしまうんです。もちろん これは偽りの愛です。でもその子はその愛 を感じたことでこれでいいんだって勘違い してしまったんです。その日をきっかけに 人との接し方が狂ってしまった。そんな エピソードがあるんですが、その漫画の 記憶があったからこそしかちゃんの生き方 を考えた時に寂しさを簡単に埋める方法が 静かにはこれしかなかったんだという新た な解釈が生まれたわけです。これが解釈の 言語化です。このように自分自身が経験 する必要ってのはなくて何かしらに影響さ れて変わっていくものが価値観と解釈なん ですよね。ちなみにこの動画に出てくる 言葉の中にはいろんな漫画の知識だったり 、僕が生きてきた中での経験、誰かに言わ れた言葉、そういうものが大量に混じって います。でもこれって僕だけじゃないん ですよ。みんなも無意識的に今まで自分が 見てきた景色の中と重ねて解釈してるん です。でもこれまた面白いのが解釈って 1人1個じゃないんです。僕1人だけでも 複数の解釈がある。その中で1番しっくり 来るものだったり、人に伝えた時に驚く ようなものを選択して動画にしてるわけ ですが、解釈って無限にあっていいんです 。その中で1番しっくり来るものを自分の 中に落とし込めばいい。全部の解釈に共感 することはあっても、全部が一致すること は絶対にありえない。自分の見てきた景色 だったり、どこに注目して見ているかで その見え方はガラっと変わるんです。 そしてこの価値観の変化を最も簡単に体感 する方法があります。この解説をもう1度 見てみてください。1周目と2周目で視点 が大きく変わっているはずです。これは 冒頭にも言いましたが、あえてもう1回 言っています。なぜならこのおまけの話 だけを聞きに来た人がいるから。というの は冗談ですが、冒頭の言葉の意味の感じ方 が変わってるはずなんですよね。実はこの 動画、この価値観の変化を楽しめるように 前半に大量の種を巻いています。初めて見 た時に何を言っているのか分からない。 全く共感できなかったことが分かるように なっているはずです。1回目と2回目では 見える世界が全然違うんです。それは僕の 価値観を一部吸収しているから見えるは 気づく。これは出金のモぐに出てくる言葉 です。気づかないと見えないんです。だ からアニメって2回見ると面白いんですよ ね。でもこの2周目を楽しめるのは考えて 見ているからです。無心で見ても何も 変わらない。ただただ見るのではなく1つ 1つのシーンの意味を考えてみる。すると 価値観は変わっていきます。それと同時に 解釈も変わっていく。そしてこの解釈と 価値観の話がタコピーの話にもつがって くる。カコピーの現在で最も重要なワード 、それはお話です。ではなぜお話が大事な のか。それは人の価値観や解釈を変える からなんです。僕のお話を聞いた方は タコピーの現在という作品に対しての価値 観や解釈が変わってるはずです。これは僕 の動画だからというわけではない。ただ 会話をすることがお話をするということで はない。人に何かを伝えるために話すこと 。それを聞いた時に考えること。この2つ が揃って初めてお話が成り立つんです。 みんなが何気なくしたコメント、僕は もちろん誰かが見ています。その何気ない コメントを見るだけでも価値観って変わっ ていくんです。なので皆さんもタコピーの 現在という作品を見て、この動画を見て 思ったこと、感じたことをそのまま コメントに残してください。この作品は何 を伝えたかったのか。その答えが1つで ある必要はないんです。という感じで今回 の動画を終わります。この動画が良ければ 高評価、チャンネル登録よろしくお願いし ます。ありがとうございました。
The new channel is here https://www.youtube.com/channel/UCztc62EcxcZvLxxmLkVcXFA X’s account is here http://twitter.com/tokyo_msm3 List of summer 2025 anime to watch is the scented flowers are the bright and blooming light, the original sin of the summer, when the copy dies. The dress-up doll is in love Season 2 Dandadan Season 2 Yofukashi no Uta Season 2 Silent Witch The hidden act of the silent witch is serious about the paradise. There’s no way I can become my lover, it’s impossible! (※It wasn’t impossible!?) Fermat’s cooking youth pig guy doesn’t dream of Santa Claus Season 2 I was reincarnated as the seventh prince, so I’ll master magic at my own pace Season 2 Rent-a-Girlfriend, 4th Monster No. 8 The second season of Mole Ruri’s Jewel Watashi, the 2nd season, is banned from the Jewel Watashi, and the Emperor’s three sisters on the verge of collapse are surprisingly shaky. CITY THE ANIMATION Nyaite of the Living Cat A bouquet of flowers for detectives who are so recent. Welcome to the Ougly Mengatto Fighter Water-Assessed Wizard Exile Restaurant! Two solo camping arcade girls and intercultural exchanges with rain and you at the Hotel Inhumans Food Court, see you tomorrow. Let’s go to karaoke! I’m so engrossed, for you. His Highness’s Private Tutor Hell Teacher Nube Turkey! Necronomicon’s Cosmic Horror Show, The Rising of the Shield Hero Season 4 Cuckoo’s Finance Season 2 Puniru is a Cute Slime Season 2 Earthbound Boy Hanako-kun 2 Crevetes – The King of the Demon Beast, the Baby and the Hero of the Corpses, the Rag Lady Doting by His Sister’s Ex-Fiance SAKAMOTO DAYS Season 2 Dr.STONE SCIENCE FUTURE Cool Witch Watch Cool 2 Summer Pockets Cool 2 playlist of Funerals such as the second season https://www.youtube.com/playlist?list=PLEh8Dtpupm8FDKK8T-g3y0IIVGhs3p8zg My favorite girl playlist https://www.youtube.com/playlist?list=PLEh8Dtpupm8Eg8d0Z51prsRKI0VZy0RTS Bocchi Za Roku! Playlist https://www.youtube.com/watch?v=mWY9O0B1upA&list=PLEh8Dtpupm8Hd7iM8abpqdJFXHQwQRI7i Blue Rock Playlist https://www.youtube.com/watch?v=Spck9JaBF7M&list=PLEh8Dtpupm8FO_TaXnSj87KwpE4NvkMXO Licorice Recoil Playlist https://www.youtube.com/playlist?list=PLEh8Dtpupm8G5i8yt7h1lBB46_342BM0l Shadow House Playlist https://www.youtube.com/playlist?list=PLEh8Dtpupm8E2YFSXxlyVUHTONJWLQ600[SPY×FAMILY]Playlist https://youtube.com/playlist?list=PLEh8Dtpupm8FJptVRbb_gIIcRLfSkUE-a[Tomodachi Game]Playlist https://youtube.com/playlist?list=PLEh8Dtpupm8EiiveMQ_f_qS60w9c2Qyb7[That Dress-up Doll Is Love]Playlist https://youtube.com/playlist?list=PLEh8Dtpupm8Fdmocx1hzBTNIY5x9K2vyy[Miruko-chan]Playlist https://youtube.com/playlist?list=PLEh8Dtpupm8EfcSIJGeYp_50NWSwbAY6v Subscribe to the channel https://www.youtube.com/channel/UC1JBJvZYuTbW0qvSBq-PZeQ All copyrights to the images used in the video belong to the rights holders. We edit and make the video with the effort to avoid violating the guidelines. Quote Shueisha Aniplex WHITEFOX Kodansha KADOKAWA Co., Ltd. Shogakukan SQUARE ENIX ED composition Wakabayashi Takatsugu #Original Sin of Tacopy #Summer 2025 Anime #2025 Anime #Recommended Anime #Anime #Mishima
2 Comments
ながwwwwww(褒め言葉)
映画1本レベルの超大作w